信託報酬引き下げ!『eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)』『iFree 日経225インデックス』実質コストや運用実績をニッセイやひふみプラスと比較

2019年5月18日土曜日

ひふみ 国内株式

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『eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)』『iFree 日経225インデックス』実質コストや運用実績を競合と比較・評価

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2019年5月14日に信託報酬率の引き下げが実施された『eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)』に続いて、『iFree 日経225インデックス』も信託報酬率の引き下げが発表されました(PDF)。

『iFree 日経225インデックス』の信託報酬率は、2019年6月13日より『eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)』(※)と同率の税抜0.140%(税込0.1512%)へ変更されます。

競合するインデックスファンドやアクティブファンドの『ひふみプラス』と実質コストや運用実績を比較してみました。

※ 『eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)』の信託報酬率は、純資産総額500億円未満の部分は税抜0.140%、500億円以上1,000億円未満の部分は税抜0.135%、1,000億円以上の部分は0.130%です。

2019年5月17日現在の純資産総額は23億円弱なので、受益者還元型の信託報酬率が適用されるのはだいぶ先になりそうです。


eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)ほか特徴

eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)』、『iFree 日経225インデックス』、『<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド』は、東証第1部上場のうち代表的な225銘柄を対象にした「日経平均株価(日経225)」に連動する投資成果をめざします。

eMAXIS Slim 国内株式(日経平均) 組入上位10業種と組入上位10銘柄
2019年4月末月報より

アクティブ運用の『ひふみプラス』は、長期的な将来価値に対して市場価値が割安と考えられる成長企業に選別投資します。直販の『ひふみ投信』と同じマザーファンドを通じて運用されています。

国内企業だけでなく海外企業にも投資先を広げています。外貨建資産の為替ヘッジは原則として行いません。

ひふみプラス 組入上位10業種と組入上位10銘柄
2019年4月末月報より

今回、取り上げた投資信託の信託期間は無期限です。


eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)ほか実質コスト

eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)、iFree 日経225インデックス、<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド、ひふみプラスの1万口当たりの費用明細
項目ごとに小数第3位未満は四捨五入

上記は運用報告書の1万口当たりの費用明細の抜粋を1年相当にそろえ、最新の信託報酬率等を当てはめたものです。

『eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)』は、第1期(2018年2月2日~2018年4月25日)の運用報告書の1万口当たりの費用明細を1年相当に改めて、2019年5月14日変更後の信託報酬率を当てはめています。

『iFree 日経225インデックス』は、第2期(2017年9月20日~2018年9月19日)の運用報告書の1万口当たりの費用明細に2019年6月13日変更予定の信託報酬率を当てはめています。

『<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド』は、第3期(2018年2月16日~2019年2月15日)の運用報告書の1万口当たりの費用明細に2019年2月16日変更後の監査費用を当てはめています。

『ひふみプラス』は、第7期(2017年10月3日~2018年10月1日)の運用報告書の1万口当たりの費用明細を1年相当に改めています。

『ひふみプラス』の1万口当たりの費用明細には純資産総額に応じた信託報酬の逓減(下限0.8424%)が反映されていないので実際にはもう少し実質コストは下がるはずですが、インデックスファンドに比べれば割高なのは否めないでしょうか。

ひふみプラス 運用報告書に純資産総額に応じた信託報酬の逓減が反映されていない件について問い合わせてみました


eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)ほか運用実績

下のグラフは、『eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)』設定来(2018年2月2日~2019年5月17日)の基準価額の推移をアクティブファンドの『ひふみプラス』と比べたものです。

比較しやすいよう起点の基準価額を1万円に統一しています。

eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)とひふみプラスの基準価額の推移(チャート)
基準価額の推移 2018年2月2日~2019年5月17日
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

下のグラフは、もう少し長期となる『iFree 日経225インデックス』設定来(2016年9月8日~2019年5月17日)で基準価額の推移を『ひふみプラス』と比べたものです。

起点の基準価額を1万円に統一しています。

iFree 日経225インデックスとひふみプラスの基準価額の推移(チャート)
基準価額の推移 2016年9月8日~2019年5月17日
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

『<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド』も含めた騰落率の比較は下の表の通りです(2019年5月17日現在)。

特定期間の下落率は2018年10月2日~2018年12月25日の数字、上昇率は2018年12月25日~2019年5月17日の数字です。

eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)、iFree 日経225インデックス、<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド、ひふみプラスの騰落率
2019年5月17日現在
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

『eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)』などインデックスファンドの騰落率が僅差な一方で、中小型株が過半数を占める『ひふみプラス』は良くも悪くも値動きが大きいです。




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