古代日本国成立の物語

素人なりの楽しみ方、自由な発想、妄想で古代史を考えています。

琵琶湖一周 車中泊の旅(No.3 白鬚神社)

2019年09月23日 | 旅行・車中泊
 湖岸を舐めるように国道161号線を走ると見えてきました。湖の中に立つ白鬚神社の赤い鳥居。途中、渋滞があって予想以上に時間がかかったのでパスしようかと思っていたのですが、この鳥居を実際に目にすると車を停めないわけにはいかないと思って目の前の駐車場に入りました。なんと、ここも満車です。少し待って車を停め、ワンコと一緒に車を下りました。



 神社の公式サイトによると、この神社は近江最古の大社で、第11代垂仁天皇の25年に皇女倭姫命が社殿を御創建(御再建とも)、第40代天武天皇の白鳳3年(675年)に勅旨を以て「比良明神」の号を賜った、とあります。先に訪ねた高穴穂神社は、第13代成務天皇が先帝の偉徳を追頌して祀ったのが始まりで、伊勢、三輪に次ぐわが国最古の神社、となっていたのですが、ここは第11代垂仁天皇の時代なのでそれよりも古いということになります。この比較だけで言えば「近江最古」ということになりますね。

 祭神は猿田彦神で、全国に292社ある白鬚神社の総本社です。神社の由来については、元々は西にある比良山を神奈備として祀ったとする説や、白鬚信仰の多く分布する武蔵国北部や近江・筑前には渡来人が多いことから、それら渡来人が祖神を祀ったことに始まるという説もあるようです。そういえば「新羅」が転訛して「白鬚」になったということを本で読んだ記憶があります。











 時間があれば境内を散策したいところですが、間もなく日が暮れます。参拝を済ませてすぐに出発しました。




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