先週の金曜日、トリニダード・トバゴ(以降T.T)の地元新聞の一つ「Daily Express」にきになる記事を発見。
アメリカのミネソタ週で起こった警官による黒人殺害に端を発するBLM運動に触発された記事のよう。
曰く、
UWI(西インド大学)のある教授がT.Tの植民地時代の負の遺産である銅像は、街中の公園から撤去して、海に投げ捨てる必要はないが、博物館に移築するべきだ、
と。
「像がどうにかされてしまう前に見に行かねばなるまい!」と夫が一言。
そこで、外出制限がほぼ解除されつつあるということもあり、快晴の日曜日の早朝、3ヶ月ぶりの観光(?)に出かけることにした。
我が家の近くの道路は、薄紅に色付いた街路樹が青空に映えてなかなか美しい。
ところで、件の銅像、実はポートオブスペインの南東部にある独立広場の中でもあまり治安がよろしくないと言われているエリアにある。
(上の地図の下部にある緑色の部分が独立広場)
独立広場でも大聖堂より西側は人通りも多くまだ平気なのだが、大聖堂の裏側にあたる東側はあまり人気がなく、ビビリな初老夫婦はそこはかとなく危険な香りを感じる。
ということで、車から降りることもできずに、車内から銅像見学。
「思ったより小さい。」と夫。
私は、銅像のサイズより、銅像が着ている「ミニスカ」と、そこから出ているむっちりした太ももや、血のように見える赤いペンキの方がきになる・・・
車内から写真を数枚撮っただけで、「危ないことに巻き込まれないうちに」と、そそくさとその場を後にして終わった久しぶりの市内観光。
と思っていたら、昨日の新聞の1面を見てびっくり!
銅像が大変なことになっている!
今後の銅像の運命やいかに⁉︎
いや〜、それにしても、ハラハラしながらも見に行った甲斐があったというものである。
夫よ、グッジョブ!
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