2020年04月02日

「声」。作手の剣道(6)(続 つくで百話)

花0402。 西高東低の気圧配置が起こす強い風が吹き,晴れているけど寒い日でした。


 ニュースをみる度に新型コロナウイルス感染拡大の状況が変わり,各地での自粛要請学校再開の対応が伝えられます。
 春なのに落ち着きません。

 こんな時は,いつも以上に「」に気をつかってはいかがでしょう。
 以前読んだ本に,「日本人は声の重要性を知っていた」として
○ 一声・二節・三臓
○ 一声・二骨相
○ 一見栄・二男前・三金・四芸・五声・六おぼこ・七台詞・八力・九肝・十評判
○ 声文を成す
などの言葉を紹介していました。
 また,元NHKアナウンサーの青木一雄氏は,「好ましい声として5つの要素として,
○ 声に明るさ,さわやかさ,うるおい。
○ 時と場合に適応した声の大きさがある。
○ 適度な速度。
○ 単調で一本調子にならない声。
○ 人間的魅力,人間としての温かさ,清潔さ
などが“にじみ出る声”と述べていました。

 少し声を意識してみませんか。



 『続 つくで百話』(1972・昭和47年11月 発行)の「作手の剣道」の項からです。
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    剣に生涯を捧げた峯田与忠一

郡青年団の剣道
 南設楽郡連合青年団では大正六年頃から,東三練武会と密接に連携して剣道の指導をうけることにしました。峯田与志一先生は各町村を巡回して指導されましたが,その謝礼はホンの実費弁償程度のものでした。それでも,先生は終始快く,その任に当たられました。
 当時,愛知県では尾張部と三河部に別れて,年一回郡市対抗の剣道大会を開催しておりました三河部大会では,第一回,第二回とも八名郡が優勝しましたが,大正九年の第三回からは南設楽郡が連続優勝の栄冠をうけております。この栄光の陰には,峯田剣士を中心とする東三錬武会の大久保,鈴木,中根の諸先生が選手と寝食を共にして指導された努力の蓄積があったことを見逃してはならないと思います。
 また大正十一年八月には京都武徳殿に於ける全国青年剣道大会で南設楽郡連合青年団が全国の強豪を薙ぎ倒して優勝しておりますし,その翌年には,関西府県青年剣道大会に郡連合青年団を代表して出場した大久保清四郎選手が優勝いたしました。また明治神宮大会には愛知県代表として,南設楽郡青年が毎年出場して大活躍をいたしました。これらは東三錬武会の峯田与志一先生ご指導の賜に外ならないものであります。これら幾多の優秀選手を育成された先生の剣道指導は容赦のない厳しいものでしたが,その反面,私生活の面倒までもみて下さる温情の持主でもありました。
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おまけ
  ◇<休校延長か、学校再開か 3つの価値の衝突>安全第一だが、子どもたちの学びはどこへ?(妹尾昌俊) より
図0402。



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Posted by ガク爺 at 17:00│Comments(0)日記作手
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