キツツキのドラミング

思い付くまま, 気が付くまま・・

平成最後の野党合併劇『小玉スイカ誕生』

2019-05-03 19:24:05 | Weblog

 平成30年間は野党の離合集散が盛んだった。その仕掛け人が『政界の壊し屋』こと小沢一郎が絡んでいた。平成最後になって自由党小沢が合併話しを仕掛けたのが国民民主党の代表玉木雄一郎だった。国民民主党の所属議員は58人。自由党から国民民主党に加わるのは6人。合わせて64人。この合併に反対する議員が国民党内に4人いる。特に小沢と同じ岩手県が地元の階猛は猛反対している。6人増えても4人離党すれば2人増えただけだ。蛇が蛙を呑み込むのが普通だが、今回の合併劇を見ていると蛙が蛇を飲み込んだ感がするのは、やはり小沢絡みからだろう。  共同通信社の世論調査では自由党を吸収合併した国民民主党の政党支持率が0.9%と1%に届かない。4月の調査で国民1.6%、自由0.3%あった支持率の合計1.9%を下回り、合併効果はなかったようだ。国民の玉木雄一郎は「誤差の範囲だろう。わが党は低年齢層の支持が強いが、うまく反映されなかったのでは。今後はしっかりと新しい党のカラーを打ち出していく」と述べた。立憲民主党幹部は合併に至る過程で国民内に反対論があったことに触れ「党内の争いも影響した上、新鮮さがなかった」と指摘、小沢の手練手管に乗らなかったのは賢明だったと証明されたようなもの。玉木が「誤差の範囲だろう」と強がりを喋っているが支持率数%の国民民主党と限りなく0%に近い自由党の存在こそ『誤差の範囲』だ。日本国民が存在価値を認めていない証左だろう。今回の合併劇は16年前の2003年小沢の描いた「民由合併」と瓜二つ。党勢が低迷していた民主党の代表菅直人は、小沢が率いる自由党との合併話に飛び付いた正にカンガエル。思考停止して考えなかった。その時も党名は民主党のままで自由党を吸収する形だった。そして小沢は自ら「一兵卒」宣言し、無役として民主党に加わった。合併後の小沢の存在感は絶大で瞬く間に実権を握り、3年後の2006年には自ら代表に上り詰めてしまった。ゲバ棒担いでデモをしていたカンカラ、市川房枝を巧みに利用して政治屋になったカンなど赤子の手をねじる程度、容易かった。今回も小沢は殊勝を装って「私は大した能力がありませんので、玉木代表のもとで命じられたことを一生懸命やりたい」そうだ。小沢と玉木で『小玉』だそうな。スイカみたいで中身は水だけ、歯ごたえも栄養もなく、味はえぐいだろう。  小沢の甘い誘いに乗らなかった立民党枝野は先の地方議会選挙では無所属議員を主義主張などお構いなし、形振り構わず囲いこんで数を増やした。さぞかし、しめしめとほくそ笑んでいる事だろう。政治は数だを地でいっている。今年の参院議員選挙の下部組織として利用できる。写真は真田の上田城址満開の桜、小諸城址の月 (桜は一週間後に満開)  


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1 コメント

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Unknown (hakase32)
2019-05-07 23:19:50
令和期も、どうか宜しくお願い致します。
毎度お馴染み・・じゃなかった、同じ事の繰り返しで 全く新鮮味と無縁の野党合併小話です。
コンマ幾つ同士のかけ算で、益々支持率低迷ってな所でしょうか。失笑失礼 HAKASE(jnkt32)

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