2c5bdbbe3a063a2410c47dfff761ceae_s
















先日、お客様から「親のマンションを引き払うので、そこにある仏壇を撤去する。」というお話をされていき、仏壇自体の撤去は仏具屋さんに既にお願いしており、わたくしの方には、その時にお寺様にお渡しする”御布施”のお金を入れる袋を用意してほしいということがありました。

お金を入れる袋の表書きは、うちの会社としては上記の条件場合でも”御布施”でよいとしているのですが、今回は上記の条件のプラスお客様の宗派他を考え、「”閉眼供養料”という表書きの御布施袋(お金を入れる袋)を用意します」ということでお話が終わりました。
このような条件の場合”閉眼供養”という言葉が使われるのですが、読んで字のごとくではないですが、仏壇を撤去(閉じる)ということで、「閉眼」というふうになります。

今回はたまたまお客様から”閉眼供養”という絡みがあったのでお話しましたが、まずは順番的な?部分で”開眼供養”というところからお話をしてみましょう。




◆開眼供養とは
”閉眼供養”とは逆の”開眼供養”という言葉があり、仏壇や位牌、お墓を新しく建てたりしたときにおこなわれる法要のことで、別の言い方で、入魂式、魂入れ、御性根入れ、お精入れ、仏壇開き(仏壇の場合)などとも呼ばれたりします。

浄土真宗では、目を開いたり、魂を入れたりという概念がないため開眼供養は行わず、御移徙(おわたまし)という慶事の法要を行うとされています。



◆開眼法要の由来

仏像を造る際に、大部分を完成させておいて、最後に眼を描き込みます。開眼という言葉からも明らかなように、仏像の目を開くという意味があり、この法要を行って初めて、仏像に魂が宿るといわれているわけであります。特に眼を描き込む事を重視しており、こうして「開眼法要」として儀式化していったと言われております。


ここまでご覧いただきまして誠にありがとうございました。