無敵の人予備軍の俺が川崎(登戸)のカリタス小学校通り魔事件をみて思ったこと

40代、独身、底辺フリーター(月収6万)、借金持ち(約180万)という『無敵の人予備軍』の俺が川崎のカリタス小学校通り魔事件をみて感じたことを書きます。

ちなみに今回の事件の犯人が『無敵の人』(何も失うものがない人)だったかどうかはわかりません。

今回の事件はいろいろ思うところがあったので、自分の頭の中を整理するためにも書いておきたいと思います。

(1)親が抑止力になってると改めて感じる

俺は何も失うものがない無敵の人ではありません。

金もないし社会的地位もないですが、親がいます。

正直親がいることは、かなり抑止力になっています。

親を悲しませたくないという理由で犯罪を踏みとどまっているところがあります。

なので逆に言うと親が亡くなったら、どうなるかわかりません(もちろん犯罪なんてやるつもりはないですが)

ということで、今回の事件をみて親がいなくなる前に守るべきものや、生きがいとなるものを見つけないとなと思いました。

あとネット上で、無敵の人がテロをおこす時代になったと言われていますが、俺はあと10~15年後くらいからが本番だと思っています(俺と同じように親が抑止力になってる40代後半のロスジェネ(氷河期世代)の親の寿命と50代になってからの就職難、あとは自分自身の健康に問題が出てくる時期が危ないと思います)

(2)無敵の人予備軍こそ無敵の人を警戒しないといけない

今求職中で警備員も視野にいれて探してるんですが、今回の事件をみて警備員を候補から外すことにしました(今後こういう事件増えると思うので)

無敵の人予備軍も無敵の人も同盟を組んでるわけではないので、無敵の人に攻撃されてしまう可能性があります。

無敵の人全員が上級国民だけを狙ってテロをするわけではないので、俺みたいな底辺フリーターでも攻撃を受ける可能性は十分にあります。

事件なんてそうそう起こらないのはわかっているんですが、殺人事件は起こらないにせよなんらかのストレスを受ける状況は増えそうな気がします。

あとは警備員の話から少しずれるんですが、俺のような無敵の人予備軍は環境的にガチな無敵の人に会うことが多いので、今まで以上に気をつけなければと思いました(貧乏なので住んでるところも職場もそういった人と絡む可能性が高いです)

(3)ハードルが低かったら参戦してもいいと思う心理が出始めていた

殺人は駄目です。

当たり前です。

今回の事件をみて「待ってろよ!俺も一緒に戦うぜ!上級国民倒そうぜ!」とはなりません。

死刑になります。

ただこれが殺人じゃなくてデモやSNSなどでの書き込みだったら、参戦してもいいかなと思ってしまっていました。

現在の自分の悲惨な状況はすべて自己責任と思ってるので、今はどこにも抗議するつもりはないのですが、今後もし自分の環境が変わるための活動?などが出てきたら参加するかもなと思ってしまいました。

その前にお前すでにサイレントテロしてるじゃんと言われれば、そうなのですが…(無意識のうちにテロにもう参戦している)

※サイレントテロの例
スロー消費、非婚・晩婚化、少子化、NEET、ひきこもり、自殺

まぁとにかく今回の事件をみて被害者が可哀想と思うより先に、違うやり方なら参戦したのにと0.1秒くらい思ってしまったのは事実です。

こんなことを一瞬でも思ってしまうこと自体最悪なのですが考えてしまいました。

10年以上前に普通に働いていたときはこんなことは思わなかったのに、環境でかなり考えが変わるんだなと自分に対して少し驚きました。

※繰り返しますが今回の事件は無敵の人が上流国民に対してテロしたと判明したわけではありません。俺が勝手にそういう見方で見てしまっていただけですし、どんな理由であったとしても決して犯人を肯定するつもりはありません。

(4)年収100万でも自分で納得する新しい価値観を見つけるしかない

いろいろ考えて最後に思ったのはこれです。

貧乏独身フリーターでも自分が満足できる新しい価値観のもとストレスなく生活していきたい。

そう思いました。

無敵の人は他人と比較することで発生すると思うので、他人に流されない価値観をしっかりもっておきたいという感じです。

これはひょっとしたら逃げかもしれないし、妥協してやせ我慢してるだけかもしれません。

ただ現実的に考えた場合、将来的に結婚・お金・友人・就職などが自分の思い通りにならない可能性の方が高いので、その場合は柔軟な考えで適応していくしかないという感じです…。

(5)久々にテレビ見たけど自分との生活レベルの違いにイラつく

数か月ぶりにテレビを見たんですが、いわゆる普通の生活をしている人と自分の生活環境の違いにイラついて見てられませんでした。

年収1000万以上もらっているような人が、無敵の人について語ってもまったく響かないし、別の話題ですがカップルが恋愛について語ってるところなどは直視できませんでした。

自分でもよくない傾向だなとは思うのですが、自分の精神状態を考えると見てられませんでした。

今後は、負け組は負け組だけのコミュニティ、勝ち組は勝ち組だけのコミュニティというように、社会的地位が近い人だけで集まっていくのが加速していくんだろうなと思いました…(今後、負け組はますますテレビも見なくなる気がしました)

ただし、このようにストレスから自分を守るために、どんどん社会との接点をなくしていくことは危険な気もするので折り合いをつけていかないなとも思いました(テレビだけの問題じゃなく職場、友人関係など)

まとめ

まず繰り返しになりますが、決して俺は無敵の人になりたいわけではありません。

そして無敵の人の犯罪を肯定するつもりもないです。

俺は、そうならないよう現状を把握して、自分なりに対策・コントロールをしていきたいというだけです。

今回は、こうやっていろいろ書き出してみて

思ったより犯罪者にならないように自分の中で戦ってるんだな。葛藤してる時点で結構ヤバいじゃん。

というのがわかりました。

一瞬でも「(殺人はやらないけど)俺も何かテロのお手伝いしようかな」とよぎってしまったのは危険な状態です。

今は一応客観視出来てるのでしばらくは大丈夫(他人に危害を与える無敵の人になることはない)だと思いますが、いい傾向ではないので一つずつ原因と思われるところを潰していきたいと思います。

そして

・周りを気にしすぎない(他人と比べない)
・自分のなりの新しい価値観をみつける

この辺も心がけながら、人に迷惑をかけるような人間にはならないように気をつけていきたいと思います。