菌との共存シリーズ♪

1常在菌

人間は産まれるその時から菌を自ら取り込む行動をしていて、産まれた後も一生懸命に菌との共存を目指すんでしたね。そして、菌にはそれぞれ個性があるよイエローハーツということを記事にしました。

 

では、今日は常在菌がどんな仕事をしているか?ということから見ていきましょうバイキンくん

①拮抗現象

 すでに数種類の菌で平衡状態を保っているところに新たな病原菌が侵入してきても定着することができないことを言います。
②免疫系刺激作用

 常在菌が免疫系を刺激して免疫力や抵抗力を強くする作用のこと。
③静菌作用

 細菌の発育や増殖を抑制する作用のこと。
常在菌たちは各場所で微妙な菌バランスを取りながら、外界からその人に必要のない菌が入ってこないように身体を守っています。さらに、その人に必要のない菌が入ってこようとしたときには免疫細胞が働くように指令まで出してくれてるのですデレデレ

 

そこで、昨日の記事の抗生物質ギザギザ

抗生物質はもちろん効く菌を限定しているんだけど、日和見菌という常在菌の中で一番比率が多い菌たちは弱いから、抗生物質をとるとほとんどの日和見菌が死んでしまったり、弱ってしまうんですゲッソリ

そうすると、今まで日和見菌のおかげで悪さができなかった悪玉菌や一部の善玉菌が悪さし放題グラサンでギャングと化すんですね恐竜くん

ギャング化した菌たちはやりたい放題!菌のバリア機能が壊れてしまって、感染症を起こしてしまったりする。さらにギャング化した菌はどんどん勢力を増せるかも♪と調子に乗っちゃうんですね。そこにちょっと抗生物質がいたら、抗生物質から菌たちも身を守らなければ!ですから、身を守られるようにDNAを変えていくんですガーン という感じでどんどん薬剤耐性菌ができて行ってしまうわけなんです。(ちょっと難しいですかね?)

 

要は抗生物質を使って菌のバランスを崩すことは、一部の菌の勢力が強くしてしまうバイキンくん その場所に薬剤が残っていると、薬剤から身を守る術を学ぶので耐性菌が生まれちゃうんですね。Multidrug-resistant bacteria compensate for the epistasis between resistances. Moura de Sousa J et al.PLoS Biol. 2017 Apr 18;15(4):e2001741. doi: 10.1371PLoS Biol. 2017 Apr 18;15(4):e2001741. doi: 10.1371/journal.pbio.2001741. eCollection 2017 Apr.

 

だから、予防的に抗生物質を使うことで免疫を下げてしまう結果になってしまったり、さらには薬剤耐性菌を生んでしまい、いざという時に抗生物質の恩恵にあやかれ無いガーンなんてことが起こら無いようにしないといけない。ということニコ

 

今まで、というか多分世界中を見ても特に日本では抗生物質に頼ることが多かったので、特に日本人は抗生物質の使用は慎重になるべきなのかなぁキョロキョロと・・・

抗生物質は内服の場合、腸の中を通って体に吸収されて、血液に乗って全身へ回るので、腸内細菌(腸内フローラ)も皮膚にいる常在菌も身体のあらゆる場所の常在菌のバランスを崩してしまいますえーん

 

 

 

でも、普段菌たちは心地いいバランスを自ら作ろうと努力しているんですよ♪本当は放っておいてもちゃんとバランスをとるように自然界ではそういう摂理があるはずなのです。でも、腸内フローラのバランスがどうして注目されているのか?ということを記事にしようかなぁ音譜

 

ということで、ちょいと難しい内容でしたが、耐性菌ができないように、そして、自ら常在菌のバランスを崩さないようにしたいものですねキラキラ

 

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