ライフマスター、齊藤恵です。

 

人は誰もが人生で起きた出来事により、

心の奥底にしまっている

ネガティブな感情を一つや二つ、

あるいはもっと抱えて生きています。

 

でもそれは、過去の出来事にとらわれ、

自分自身の潜在意識の奥深くに

ネガティブな感情を「ため込んでいる」状態といえます。

例えば、私には上品で素敵な70代の伯母がいるのですが、

20代の新婚時代に旦那さんに言われた

一言がいまだ忘れられず、

「あれだけは許せない」

とポロリとこぼされたことがありました。

 

それを聞くと、長い間そう思われながら

一緒に生活してきたお気持ちを

察せざるをえませんでした。

 

このようにネガティブ感情が

心の奥底にずっと残っている間は、

本当の幸せは訪れません。

 

感情の時限爆弾を抱えて

生きているようなものです。

 

実は、全ての出来事に偶然はなく、

試練と思われるような仕打ちや、

裏切りといったものにも

ちゃんとした意味があります。

それは、

ゆるし、のためです。

 

私たちは、最終的に魂の成長を遂げる、

つまりは自分自身の魂レベルを上げていく

それが人生の道のりだと言われています。

そのために、人生の辛酸を経験して、

それを乗り越えてマイナス感情を手放す、

といったプロセスを経験するのです。

それにより、かけがえのない幸せを手に入れ

ひいては一番の魂の成長を手にすることができます。

 

ゆるし、は魂の成長のためなのです。

 

その一例として、

私に起こったゆるしの出来事をお話いたします。

 

この春、父は認知症を受け入れました。

それまでの抵抗が嘘だったかのように、

看護師の方が驚くほど静かに現実を受け入れたそうです。

 

いつもは父の誕生美のお祝いなどしない私ですが、

今年は父の誕生日に合わせて

家族のフォトコラージュを作ってみました。

古い記憶でも刺激になるかもしれないし、

何かの気力の足しにしてもらえればと思ったのです。

 

実のところ、私は長い間父に反感を持って生きてきました。

 

父は人をコントロールする意向の強い人で、

かつ、感情を爆発させることが

私には我慢ならなかったのです。

 

その意識的、無意識的な影響は図り知れず、

私の人生の様々な局面に深く及んでいます。

 

てすから、

この感情は一生なくならないと固く信じる反面、

私が自分の人生を生きるためには、

何とかしなくてはいけないもので、

とも思っていました。

 

そんな矢先にこの認知症のことが分かり、

突如大きな変化が起こりました。

 

認知症が分かって1週間後、

私は両親の家に帰省しました。

すると、父は私に向かって、

 

「次会ったときは、

恵のこと、忘れちゃってるかもしれないね」

 

と言ったのです。

 

さすがの私も溢れる涙を止めることができず、

父にずっと言えなかった言葉を

ようやく伝えることができました。

  

「そんなこと言わないで・・・。

 

・・これまで本当にありがとう」

 

すると、これまで父にひどいことをされ、

「絶対に許せない!」

と思っていた殆どのことを思い出さなくなり、

何をされたからあんなに許せなかったんだろう、

とまで思うようになりました。

 

 

ゆるす、という行為は、

相手を許すことではなく自分を許すこと、

と言われます。

 

つまり、

自分の中の負の感情を解放する、

ということなのです。

 

そのゆるしが私にも起こった瞬間でした。

 

そしてその後、

私自身の人生の探求も含め、

あらゆる物事が引き寄せられるように

どんどんと加速的に変化していったのでした。

そのお話は、また後日。

 

いつもご訪問ありがとうございます。 
応援していただけると嬉しいです! 
   ↓↓↓

 


人気ブログランキング
コーチングランキング
自己啓発ランキング
心理学ランキング
生活・文化ランキング
引き寄せの法則ランキング