古戦場めぐりの旅 | 鳥居畑古戦場!阿部加賀守、数千の大軍に切り込み討ち死に! | 地図付き | 武るるん♪ 武将と城の旅。時々観光とグルメ(地図付き)

「武るる 日本全国の武将と城の旅。ときどき観光とグルメ」 古戦場めぐりの旅、
鳥居畑古戦場の紹介です。
武田勝頼vs織田信長、「信長怒涛の甲州征伐~勝頼滅びへの道~天目山の戦い」の史跡めぐりの旅
ともリンクしていますので、よろしくお願いします。
 

古戦場名 ゆかりの武将 住所
鳥居畑古戦場 武田軍:阿部加賀守、秋山民部少輔、秋山弥十郎、小山田平左衛門、同弥介、齋藤作藏、武田勝頼
織田軍:織田信忠、河尻肥前守、滝川左近将監、毛利河内守、水野監物·、同惣兵衛、津田孫十郎、稲葉彦六郎、丹羽勘介、織田源吾、同赤千代丸、塚本小大膳、簗田彦次郎、梶原平二、関甚五兵衛、辻弥兵衛
山梨県甲州市大和町田野

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鳥居畑古戦場は武田勝頼の菩提寺・景徳院へ向かう途中にあります。
石碑があるので見逃さないよう、ご注意ください。

くるまr駐車場はありません。 交通量が少ないのでちょっとなら路駐も大丈夫かなはてなマーク


阿部加賀守、先陣を切り討ち死に
ここ鳥居畑古戦場は織田軍対武田軍最後の激戦地です。
勝頼は後方の本陣 (現・景徳院の位置)にあり、なんとしてでもここで敵を食い止めたいところでした。
史料と現地の地形を参考にすると、阿部加賀守が討死したのはこの鳥居畑なのかもしれません。
以下、各史料による阿部加賀守の最期の様子です。要約抜粋します。
 

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「武田三代軍記」

勝頼、田野の奥、天目山におります!と織田信忠の本陣へ報せが入る。
信忠は、(寝返った)甲州先方の関甚五兵衛、辻弥兵衛を案内者とし、河尻肥前守、滝川左近将監、毛利河内守、水野監物·、同惣兵衛、津田孫十郎、稲葉彦六郎、丹羽勘介、織田源吾、同赤千代丸、塚本小大膳、簗田彦次郎、梶原平二、以下3万あまり、田野郷ヘ出陣させた。

勝頼、これを聞き、よき要塞に籠って大軍を待ち受け、一気に突撃し、勝頼が最期の合戦が目を瞠るものであったと、後世に伝えん。と言う。

夜が明ければ、川尻肥前守の釣笠の馬印、はるかに見ゆる。

阿部加賀守が言上。
先陣を給り、河尻が先陣を追い散らしましょう。
その間に、勝頼さまは御最期の御用 を遂げらるべし。
阿部加賀守以下、秋山民部少輔、同弥十郎、小山田平左衛門、同弥介、齋藤作藏、以上6騎、おのおの得意な武器を持って、勝頼親子に最期の御暇を給わり、天目山の麓に下り、川を前にして待ち伏せた
左右難所にて、敵の軍勢は一列になって川を越えて来る
小山田平左衛門、同弥介両人は、音に聞こえた鉄砲の名手で、橫田十郎兵衛が秘術を伝授した者であったので、道の左右に別れ、続けざまに鉄砲を放ち、屈強の足軽30余人、枕を並べて討ち死にした。

滝川の先手の津田小平治、篠岡平右衛門、真っ先に進んで、敵は小勢なるぞ、進めや者共と制して懸るを、小山田が放つ鉄砲にて、津田小平次、真ん中を打貫かれ、逆様に落ちれば、隊下の軍勢、進み兼ねて色めいた。

阿部加賀守、秋山民部少輔の両人は、強弓で早打ちなれば、敵を弓手(左手)に引付け、続けざまに矢を射、27騎を射落した。
その後、6騎の面々(阿部加賀守、秋山民部少輔、同弥十郎、小山田平左衛門、同弥介、齋藤作藏)は、太刀を抜き、向かってくる敵、数千人の中へ割って入り、十文字に駈け廻り、巴の字に廻って戦った。
河尻の先手1600人が戸惑う所を、なおも進んで、敵兵5、60人薙伏せたが、引きあげた時には、阿部加賀守、秋山民部少輔は討たれていた

 

「甲陽軍鑑」

阿部加賀守は先の戦いで、川端にて討死に

 

「三河後風土記」

阿部加賀は初度の戦いに川端にて討死に



 

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鳥居畑古戦場の碑。


 

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織田軍から見た鳥居畑古戦場。
武田軍は川を前に陣取った。狭小地に陣取り、少数ながらも善戦したと思われます。


 

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武田軍(鳥居畑古戦場)から織田軍方面を見る。当時は大軍が押し寄せてきたことでしょう。



武田勝頼対織田信長、いよいよ、クライマックスですビックリマーク




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