夢のお話し。
つい最近、父が母の夢を見たそうな。
彼女が亡くなってから、既に25年が経過しております。
ほのぼのとした優しい光のなかで、二人は前後して座っていたそうですが、生きている側の父は、
『まだ逝けないよ……』
そう告げたそうです。

『返事はあった?』と、私。
娘は残酷なものです。そういう聞き方をしなくともいいじゃないかと思うのは、言った後からなんですよね。案の定、父は無言で首を振りました。

『死んだ人って喋らないみたいよ』と、私。
しかし、これは諸説あり、故人とワイワイ酒盛りする夢を見る人もいるらしいですから、一概には言えませんね。
なにやら、父が可哀想になって話しは打ち切りましたが、ちょうどお彼岸なので墓参した私。
朝は曇りがちであったのに、10時を過ぎたら爽快な青空に。汗を掻きながら日頃の無沙汰を静かに詫びる私。
すると、DBさんがたまにはここで10時のおやつをしようよ、と言って、甘いパイを食べました。
一緒に食べるのも供養の一つかもしれないと、笑顔で噛み締めたとさ……


つい最近は夢を見ない。
熟睡しているのかもしれない……ニコニコおねがい
しかし、夢を見てはいるものの、淡く溶けて無くなる夢なのかもしれないね。
あれ?なんだったかな……?こう思うこともしばしば。忘れてしまうことも、敢えて楽しい。そんな自分に、満足してます。

2018.9.25