詩人の谷川俊太郎さん
私が小さい頃からもう結構なおじいちゃんで、、
(今も変わってなさそう!)
実家の本棚に谷川さんの本が何冊かあったので
小さい頃からその存在感は記憶に残り、
「呼吸の本」という本を読んでから、ますます好きになりました。
娘とよく行く大きな本屋さんでこの「生きる」という絵本を見つけたのですが、
これこそまさにマインドフルネス。
難しい瞑想の本を読むよりも、端的に「今ここ」を表している本でした。
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「私たちが日々を暮らしている時間は、
おおむねカレンダーと時計によって区切られた時間です。
何年の何月何日、またその日の何時何分か、
過去の思い出を語る時にも、今日の予定を決める時にも、
未来の計画を立てる時にもついて回ります。
そのような<時>は、いわば道具のように使われる時間で、
私たちは用事や仕事や約束のために、
<いま>を消費しているのだとも言える。
そういう<いま>を止めることは誰にも出来ませんが、
<いま>を意識することが、
逆に流れ止まない時間を意識することにつながることがある。
※巻末収録 谷川俊太郎「<いま>の意識」より
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目標を立てて、計画を立てて、何年先の見通しを立てて、
お金をあといくらためて、
「とにかく今さえ耐えて頑張れば未来は楽になる。。。」
こんな風な思いに駆られて何年か過ごしてきたことが私にもありますが、
これは苦しいですね、生きた心地がしなかったです。
今思うと、
「ああ、そうか。私は『今、ここ』にいなかったんだなぁ」と気付きました。
本の帯にもなっている、
「何が起こっていても、誰が何をしていても、その短い時間に<永遠>をはらんでいる」
なんて文章は、クラスの前にお話することとまったく一緒!だったので鳥肌が立ちました。
こんなことを日々意識をしていると、
大きな本屋さんの中でもこんな一冊の本と巡り会うことができるんですね。
引き寄せの法則?
よかったら皆さんも読んでみてください
絵も生活感が溢れて、生命力に満ちていて、とっても気に入っています。