経済なんでも研究会

激動する経済を斬新な視点で斬るブログ。学生さんの就職準備に最適、若手の営業マンが読めば、周囲の人と差が付きます。

お節介すぎる TVの天気予報

2018-10-13 07:36:20 | テレビ
◇ 日本人をダメにする? = 猛暑やら台風やらで、この夏はテレビの天気予報を見る回数がめっきり増えた。最近の予報はよく当たるので、とても役立っている。だが予報の元は気象庁が発表するデータだけなので、内容の差別化はきわめて難しい。そこで各テレビ局は、何とか特色を出そうと懸命だ。その結果が天気予報番組のバラエティ化になってきたように思うのだが、どうだろう。

その一環かもしれないが、近ごろの天気予報はお節介すぎる。花粉情報や洗濯情報ぐらいはいいが、たとえば「半袖でいいでしょう」とか「折りたたみ傘を持って行った方がいい」とか。人によって暑さに対する感じ方は違うだろう。半袖にするか、傘を持って行くかぐらいは、自分で決めたらいい。子どもの時からテレビの言う通りにする習慣が付くと、自分で考える力が衰退し、日本人はダメになるかも。

差別化は、気象に関する知識でやったらいい。たとえば「高気圧や低気圧はどこで、どうして生まれるのか」「台風はなぜ時計の反対回りなのか」「南半球ではどっち回り」・・・。若い女性が愛嬌を振りまく番組ではなくて、一種の教養番組にしたらどうだろう。その方が視聴率も上がるのでは。

もう1つ、難しい問題がある。それは降雨量や風速など災害に関する予報が、ややオーバーに伝えられる傾向がみられること。被害を最小限に食い止めるためには、オーバー目の予報が有効なのかもしれない。だがオーバーな警報がいつも出されると、人々はしだいに慣れてしまう。この重大な問題をどう解決するか。気象庁もテレビの天気予報担当者も、真剣に考えるべきだろう。

       ≪12日の日経平均 = 上げ +103.80円≫

       【今週の日経平均予想 = 3勝1敗】  
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