ツクツクオーシン
懐かしい蝉の声。沼田では聞いたことがありません。
高崎神社に、ひさびさのお参り
高崎音楽センターです。
ここで群馬交響楽団の定期演奏会が行われるのも
今夜が最後。
壁画をつくづくと眺めました。
写真を撮っているのは私だけではなく・・・
名残惜しそうです。
今日の曲目は
ドヴォルジヤークの
スタ-バト マーテル(悲しみの聖母)
指揮は大井剛史
ステージからあふれ出そうな群響合唱団をバックにした演奏でした。
20代の頃の思い出が甦りました。
「高崎を文化都市に」と夢語る集会にびちびち我が背びれ立つ
昭和27年生まれの、その頃の青年達が中心となって起こした会議に参加しました。
高崎の中心街が元気をなくし始めた時代でした。
「この街には群響がある」
それまでトロンと、烏川の浅瀬に眠っていた魚のようだった私
その背びれが
音をたてて立ち始めたような感覚を得ました。
「歓喜の歌」を群響のバックで歌うなど夢なれど一歩に我も加わる
あれから40年
演奏後のロビー。
思い出が語られています。
「群響の音は、この音楽センターで作られてきたのです。」
中学生の発表会で・・・・
高校の記念式典で・・・・・
楽団員だけでなく、多くの人が共通した思い出をかみしめているようでした。
すべてのことに終わりはある。
群響の歴史の一区切りに参加させていただけてよかった。
有り難うございました。