サンデー、東サラ、シルクと終わり、残るはキャロットとロードの募集である。
今週は、あのロード馬がようやくデビューを迎える。
ロードクォーレ 3歳♂ (父ロードカナロア、母ウッドランドドリーム、安田隆厩舎)
3月末に、「ロード悲話」を書いた馬である。2度のボーンシストを経て、当時はデビューすらも
覚束なかったが、あの時以降のケイアイFさんと厩舎の頑張りにより、漸くスタートラインに来た。
土曜日の小倉の3R D1,000mに、鮫島克騎手にて出走予定である。
2018.08.08
安田調教師 「当初は中距離を考えていたものの、手前を替えぬ現状だと苦しいかも。まずはダート1000m戦へ行こうと思います。長距離輸送が控えており、8月8日(水)は終い重点。ピリッとした面に欠けるだけに、何処まで経験馬を相手に走れるか・・・」
≪調教時計≫
18.08.08 助手 栗東坂良1回 55.2 39.6 25.3 12.2 一杯に追う 坂路コースで入念
2018.08.01
安田調教師 「8月1日(水)は全体50秒2。これだけのタイムを出せるのですから、能力を秘めるのは確かだと思います。でも、まだ一本調子。今朝も最後まで手前を替えずに・・・。良化の余地は大きそうです。条件は検討中ながら、来週にスタンバイ予定」
≪調教時計≫
18.08.01 鮫島駿 栗東坂良1回 50.2 37.5 25.3 13.2 一杯に追う 坂路コースで入念
タガノエルフ(古馬500万)一杯に0秒2遅れ
一本調子との事でダートでの初戦。条件的には、既走馬相手で厳しい。体質もまだまだ強くない。
正直厳しいが、先週に計時されている栗東坂路50.2秒のタイムに、一縷の望みを賭けている。
元々、3月の時点ではこのまま減損も覚悟していた馬であり、まずはレースが見られて嬉しい。
良血馬であり、出資側として勝ち上がらせて欲しい1頭。気合で、今回は掲示板。次に繋げて欲しい。
シグナライズ 3歳♀ (父Frankel、母ワイルドココ、藤原英)
土曜日の札幌10R、STV賞に池添騎手で出走予定。昨秋に、秋明菊賞を勝った時の勢いは
薄れてしまったが、春3戦の敗戦はそれなりに理由がある。
1/14 紅梅S 4着・・・伸びるインではなく、気性面から直線で騎手が外に出した。仕上げ途上。
3/3 チューリップ賞6着・・・仕上がる。相手が強く6着。サラキア、レッドランディーニとは僅差。
4/8 忘れな草賞6着・・・状態維持。初距離。強烈なハイペースを2番手追走し、直線で失速。
特に、忘れな草賞では同じクラブのオールフォーラヴが鮮やかに差し切ったため、シグナライズは
目立たなくなっているが、あのハイペースで0.7秒差に踏み留まったのは地力。悲観視はしない。
この馬の課題は写真で分かる通り、燃えやすい気性であり、一旦小休止を入れて、その辺に注目。
母ワイルドココは、やや晩成タイプ。馬格的にも、シグナライズには「これから」を期待したい。
ロードの現3歳世代は、募集30頭中、17頭が勝ちあがっている。率にして57%だから、まずビックリ。
また、現2歳もロード馬は募集馬33頭中、既に10頭がデビューし、3頭が勝ちあがりを果たした。
種牡馬カナロアのデビューと共に、それなりのポジションでロード馬達が活躍をし始めているのである。
今週の関谷記念では、新潟2歳Sを勝ったロードクエストも登場する。ロード馬に注目していきたい。