漢検の勉強をしていて、面白い気づきがあったら、ちょっとずつブログに書いていきたいと思います。
気づきといっても、個人的な推論ですので、間違っていたらすみません・・。
「煽てと畚には乗るな」(※あるいは「乗りたくない」)という諺が出てきて、これが「おだづもっこ」という仙台弁の由来なのかな?と思いました。
仙台弁「おだづもっこ」は、調子に乗ってはしゃぐ人みたいな意味です。
畚(もっこ)は、昔の、土や石を運ぶ道具のことで、具体的な姿は分からないのですが、絵に描いてみました。
ふざけて乗って怪我する人もいただろうと想像できます。
煽てに乗るな、だけでも良いところを、言葉遊びで「畚」もつけて、調子に乗ってはしゃぐなよ~みたいなニュアンスになったと推察いたします。
畚と同じ意味で簣という漢字もあります。
「九仞の功を一簣に虧く」という諺に使われています。(きゅうじんのこうをいっきにかく)
高い山を築くのに、たった一杯のもっこの土が足りないだけでも完成しない。→長い間かけた努力も、最後の気のゆるみでだめになってしまうことの例え。
持ち籠(もちこ)が由来という一説もあり。
変なの~と思っていた方言に、長い歴史を感じた瞬間でした