15日まで開催中の徳島市の阿波踊りをめぐり、主催の実行委員会と一部の踊り手グループが対立している問題で、有名連(グループ)の踊り手約1500人が13日夜、実行委の決定に反して名物の「総踊り」を披露した。「阻止する」としていた実行委側も静観し、心配された混乱はなかった。
総踊りは有名連の踊り手たちが終演間際に市内の演舞場の一つ、南内町演舞場に集まって披露する一斉演舞。
昨年まで主催の市観光協会は赤字解消のめどが立たないとして破産手続きが進み、今年は市と徳島新聞社などで作る実行委が主催している。実行委は、総踊りが他の3演舞場のチケット販売を低迷させているとして、6月に中止を発表。有名連を4演舞場に均等に配置すると決めた。
この決定に、有名連の団体「阿波おどり振興協会」は「踊り手をないがしろにする」と反発。演舞場外で独自に総踊りをする意向を示した。遠藤彰良市長は「危険だ」などとして4度文書で中止を要請。13日の記者会見では、実施した場合に「ペナルティーも検討する」と述べるなど、異例の事態となっていた。
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日本三大盆踊りの一つ、徳島の盆踊りを主催する徳島市観光協会が4億円以上の
大赤字で破産したんだが、それにしても徳島市阿波おどりは毎年130万人以上の
人出がある大きなお祭りですが、これで大赤字とは驚きですね。
その観光協会に代わり、市と徳島新聞社などが実行委をつくって主催する初の開催と
なった。
実行委は利益を優先し、約40年続いてきた伝統のフィナーレを中止させるなどの
改革に踏み切った。
こうした方針に、有力踊り手団体が13日夜、演舞場近くの道路で独自に
総踊りを決行した。
大勢の観光客らが見守る中、市職員らは団体側にやめるよう訴えたが、応じなかった
運営方法をめぐり市と踊り手団体が激しく対立する異例の事態となったんだが
「総踊り」強行は、利害調整できなかった政治家の敗北 らしい。
市長と新聞社の癒着が問題だとの書き込みが多いんだが
まあ、どこか一つの勢力の意見を代弁するのではなく、
徳島市民や阿波踊りを第一とした姿勢で問題解決に取り組んで欲しいものですね。
今日も一押し
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