寄りそうお片づけガイド、ライフオーガナイザー®松井陽子です。
25年以上前のことになりますが、1年ほどの留学中に、一旦夏休みで帰国することになり、なかなか無い機会だからと、母を呼んで合流し、一週間ほどヨーロッパを旅したことがあります。
ドイツのフランクフルトから、最後はオーストリアのウィーンまでという、とても楽しい旅でしたが、最後のウィーンで、にがい思い出と教訓を得ました。
ウィーンへの到着が夜になってしまったということもあるのですが、なんと予約しておいた宿に到着してみると、、そこは
窓のない地下室。それもボイラー室かのような作り。そしてなんと見知らぬ旅行者(それも男性)とトイレ、洗面所が共有だったのです。
ダブルブッキングか、到着が遅くて一旦キャンセルになったのか、理由は定かではないんですが、空き室がなかったんでしょうね。
それまでが小さな町を巡る旅で、同じくらいの値段でもずっと素敵な部屋に泊まれていたので、油断していたようです。そして、ウィーンのような大都市では通用しませんでした。
わたしはこの事件(?)が本当に身に沁みていて、それ以降、旅行ではその街の大きさに合わせ、ある程度の値段の部屋を取ることにしています。
それは安全と安らぎを得ることに欠かせないと分かったからです。
重い荷物を抱え、疲れてたどり着いたというのに、
(おまけに旅の最終目的地で、母との仲も少しこじれて(苦笑)きていたせいもあるのですが…何もできない人を連れて歩くのって大変なんですよ。話せない、切符も買えない、荷物もあまり運べない、荷物番も心もとない…なのでね。比較的安全な国の旅でもやはり大変でした)
見知らぬ男性とほぼ同じ空間というのは、やはりコワサもあったのか、母もわたしも休まりませんでした。(翌日即宿を変えました)
身体(と心)が疲れているときに、癒してくれるものは、わたしにとっては、居心地の良さや、ほっとできる場所なんだな、と分かったのです。(安心して眠れたら元気になるってことかな。)
ですから、反対に、居心地のいい場所や、ほっとする空間に戻ってくる、居ることは
目に見えてはいなくても、日ごろそれほど意識はしていなくても、自分を少し元気に、リセットしてくれているんだと思います。
家を片づける、部屋を片づけるって、そういう効果が大きいから、多くの人が大事なことと位置付けているのかも知れませんよね。
そういう意味でも、外で疲れている、人間関係で疲れている人ほど、ちょっと試しに家を片づけてみると違うかも。周りの人や置かれている環境を変えることはできませんが、自分の家、部屋の環境を変えることは自分の意思、自分が動くことで、変えられる部分です。
今日は急にウィーンの宿事件を思い出しました。思い出話にお付き合いありがとうございます。今となっては母とも笑える話ですが、あの時はかなーり強烈な出来事でした~
本日もご覧くださりありがとうございました。
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