LOVERY DAYS

料理、お菓子、旅行が大好きワーキングマザー。2014&2015年に手術をしてから寛解、調子に乗ってる難病患者です。

旅先で救急病院に行った話…

2017-12-02 10:50:44 | 旅行
この話を書く気持ちの準備がやっとできました…😅
(ちょっとグロい話もあるので、注意です!)

実は10月の中旬、2泊3日で家族で台湾に行ってきました。
特に観光する予定もなく、美味しいもの食べて街歩きしよう!と、
気軽な旅…のはずでした。


コトが起こったのは2日目の夕方。
泊まっていたホテルは中心街から少し離れた所にあったので、
夜は中心街まで出て晩ごはん食べよう!
天気もいいからその後ぶらぶらして、お土産買ったりしよう!
と夫婦で話しながら出かける準備をしていました。

ホテルはキングサイズのツインルームで、子供はベッドの上でゴロゴロしながら支度していたのですが
そのうち支度するのに飽きて、トランポリン遊びをしだしました。

家でもソファの上で飛び跳ねるのはいけないよ、と言い聞かせていたので
当然「飛び跳ねちゃダメだよ!」と注意。
しかし、普段あまり寝たことのないようなキングサイズ、しかもふわふわでよく跳ねるベッドなので
何回言ってもやめません!

そのうち、2台のベッドをジャンプしながら行き来するようになりました。

(…子持ちの方ならだいたいオチが見えてきたかと思いますが、続けますよ!!)

そして、

「おかーさーん!見て!すごい飛ぶよ〜」
(なぜ注意されているのに自慢できるのか!)


ポーーン!とジャンプ!

隣のベッドに着地するはずが。

勢い余って着地時点でもう1バウンドして

ゴッ



部屋の柱に激突😱😱😱😱😱


聞いたことないような鈍い音と、これまた聞いたことのない叫び声。

私は一瞬頭が真っ白になり、慌てて子供のもとへ。

ちょうど眉毛の上あたりのおでこが5センチくらいパックリと割れて、血が吹き出ていました😱
それを見て私はもうパニック!
とりあえず、洗面所からタオルを持ってきて傷口に当て、目の部分に傷がないかなどを確認。
(今になって、この時意識不明とならず泣いてくれて本当に良かった…)
私と子供が大声で泣き叫ぶのを聞いてトイレに行ってたおっとが慌てて戻ってきて、
「フロントの人に一番近い病院聞いてくる!」と飛び出し、
すぐに戻ってきてくれました。

幸運なことに、ホテルのすぐ近くに救急病院があったので
タオルで傷口を覆って、抱っこして病院へ。

受付で旅行者であることと症状を伝え、パスポートのコピーを取り、受付へ。
もう子供はずっと泣きっぱなしです。
泣きながら「お母さんに注意されたのに飛ぶのをやめなかったからぶつかった、もうしない、ごめんなさい」と何回も謝ってきますが、
今はもうごめんなさいって思わなくていい、ちゃんとお医者さんに診てもらって、元気になろうねとだけ話して待ち続けました。

まずは最初に簡単な診察があったのですが
え、英語が全然通じない😥
もちろん日本語も通じない。
そしてこちらは中国語がまったく分からない!
外傷だったので説明しなくても見れば程度は分かるから良かったけど、内科系なら大変だ😅
どんな状況で切ったのか、意識はどうだったかなどの話をなんとか伝えてまた待機。
おそらくこの最初の問診で、受診科を振り分けてるんでしょうね。
ここでとりあえずおでこにはガーゼをあててもらいました。

そしてまた違う先生に呼ばれましたが、またもや英語が通じない。
先生が「スーチュ、スーチュ」と言ってるのが全く分からず、
筆談でやっと「suture(=縫合)」だと分かりました。
ここで入院などは必要ないこと、部分麻酔をして傷を縫うこと、
帰国したら日本でもう一度病院へ行くことや抜糸のスケジュールを確認できました。

既に病院に来てから1時間以上、子供はまだ泣きやみません。
もう病院中に響く声で、周りに同じように救急で来ている人も沢山いるのになんだか申し訳ない…
でも泣いてるのが怪我してる本人だから病院出るわけにも行かない、と困っていたのですが
周りの方々が優しく話しかけてくれたり、お菓子をくれたり、
同じように切り傷を縫合した人が「OK,OK」と励ましてくれたりしてとてもありがたかったです😭

縫合待ちの時にどこからか(遂に!)英語の勉強話せる先生がやって来て、
再度詳しい説明や縫合の手順があるなどを英語で説明し直してくれて一安心。
そしていよいよ縫合の番がやってきました。

まずはベッドに寝かされて、おでこを消毒。そして傷の部分以外を隠すように顔に布を被せました。
この間、親は2人がかりで子供の身体を固定してます💦そりゃもー暴れて大変だった!

麻酔の注射を傷口(!!)に打ち、効いてきたところで縫合。
この辺りで痛みが無くなったからか、やっと静かになりました。
キズの上にはまたガーゼを貼って、おしまい。

最後に痛み止めシロップと、毎日塗る軟膏を処方されて、
無事に病院を出ることができました。
(この時に薬の説明文も英語版を出してもらった)

気になる料金ですが…、
以前私がひとり旅でロンドンに行った時に病院に行くはめになり、
飛行機には問題なく乗れるというレター1枚書いてもらうのに1万円以上かかったことがあり、
(国によって医療にかかる金額事情はもちろん違うけど)一体どれくらいかかるのやら…とビクビクしていたのですが
8000円程度で済みました。
もしかしたらレントゲンとか撮る事態になっていたら、もっと高かったかもしれませんね。

その後、子供は容態が変わることもなく(病院から出たら「お腹すいた〜」と言って、普通に小籠包食べた)
痛み止めを飲むこともなく、飛行機の中でも頭痛なども起こらずに帰ってきました。

帰国翌日に大学病院へ行き、傷を確認してもらって抜糸の日を決めて、
抜糸後はテーピングで傷がケロイド状になるのを防ぐ処置をして
最近遂にそのテーピングも終わりました✨
今は少し傷の跡が見えるけど、日がたてば目立たなくなっていくはず。

怪我をした時、柱の向こう側が大理石の床だったので
そこに落ちなくて良かった…
とか
バウンドした時に首がおかしなことになってたら…
とか、
いろいろ恐ろしいことを想像するとキリがないけど
ほんと、「ただのケガ」で済んで良かったです。
私は激突の瞬間を目の前で見ていたので、しばらくは目を閉じるとフラッシュバックで寝られませんでした…
あと、自分をもパニックになってしまい、冷静な夫が様々なことをほとんど対応してくれて助かりましたが、
私も親なんだからもうちょっと冷静に対応できるようにならないとなーとちょっと反省。

台湾、とってもいい所だけど、
この事を思い出しちゃうので
しばらくは行かないと思います…😫

ちなみにベッドの上で飛び跳ねてはいけないと猛省した子供は
帰国したらすっかり忘れてました😅
ただ、注意されたことを守らなければ痛い目にあう、というのは分かってるみたいで
最近はソファで遊ぶこともなくなりましたが。

もうこんなことが二度と起こりませんように…!

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