「ラジエーションハウス」


今日から始まった医療ドラマです。といっても主人公は医師ではなく診療放射線技師です。

 

4年前の今日、4月8日に食道がんの手術を受けました。前月の3月17日に近所の胃腸科でレントゲン検査を受け、そのときに撮ったレントゲン写真を持って紹介先の病院を訪ねました。

 

確か午前の外来の最後に呼ばれたように記憶しています。

 

胃腸科では食道がんの疑いがある、とは言われてましたが、紹介先の病院で詳しく検査してもらってください、ということでした。

 

もちろん不安はありましたが「検査をしたら良性だろう。まさかがんのわけないや」と楽観していました。

 

医師は、持参したレントゲン写真をペタペタとボードに張り出して目を凝らしています。

 

「まず食道がんに間違いないかと思います」さらりと告げられました。

 

「エッ」

 

私としては、今日は検査をして1週間後ぐらいに結果を聞く心づもりでいたので不意打ちをくらった感じです。

 

「はっきりしたことは検査してからになりますけど朝食は抜いてきましたか?」

 

「はい」

 

「それじゃ、今日、全部やっちゃいましょう。2~3時間かかりますけど大丈夫ですか」


先生は、看護師さんに指示を出して検査施設を空けてもらったようです。

 

レントゲン、CT検査、内視鏡と立て続けにやりました。

 

レントゲンがしんどかった。食道のがん大きくなっていたのでバリウムを飲めません。

 

「はいごっくんして」「ゲップがまんして、正確な写真取れないでしょう」この医師は全く遠慮がありません。

 

何度もやり直しさせられました。正直「さっき会ったばかりなのにコノヤロウ」と思いました。

 

このときはなんとも思いませんでしたが、今日のドラマと違ってすべての検査の機械操作をこの主治医が自分でしていました。

 

今、振り返ってみると、主治医は昼食も取らずにほぼ半日私の検査に付き合ってくれたことになります。

 

感謝しかありません。

 

 

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