パリの高級住宅地に、佇む

 

瀟洒なイタリア様式の邸宅。

 

 

そこに、日本のガイドブックには

 

ほとんど載っていない Musée

 

Cernuschi(チェルヌスキ美術館)

 

があります。

 

銀行家として、財を成した、

 

イタリア出身の Henri Cernuschi

 

(アンリ・チェルヌスキ)。

 

彼が旅先で、収集した東洋美術の

 

数々が展示され、フランスの

 

東洋美術のコレクションでは

 

ギメ東洋美術館に次ぐ、充実度です。

 

 

約12,000点のコレクションの

 

中から、900点ほどを入れ替え

 

展示しています。

 

 

狛犬さんがお出迎え。

 

 

19世紀後半はジャポニズム全盛期。

 

チェルヌスキのコレクションは

 

社交界で、大変な評判

 

となったそうです。

 

チェルヌスキ亡き後は遺言により、

 
パリ市が邸宅とコレクションを

 

譲り受け、1898年に、

 

美術館として、開館しました。

 

 

企画展は有料ですが、

 

常設展は無料です。

 

メジャーな美術館ではない

 

とはいえ、コロナの影響もあり、

 

数えるほどの入館者。

 

私が訪れた時はスタッフの方が

 

多いくらいで、しかも無料で、

 

申し訳ないような気がしましたが、

 

ゆとりをもって、鑑賞できました。

 

 

ユニークなデザインで、

 

見ているだけでも楽しいです。

 

 

 

カワイイ~!

 

 

古代中国の青銅器「虎卣(こゆう)」。

 

祭器として使用された、酒を入れる

 

取っ手付きの器を卣(ゆう)と言い、

 

虎の形をしたものは世界で、

 

2つしかないそうです。

 

虎の頭上に立つ鹿が蓋のつまみ

 

となっていて、そこから、酒を

 

出し入れします。

 

 

 

癒し系?

 

 

自然光が降り注ぐ、広間に鎮座

 

するのはかつて、東京目黒の

 

蟠竜寺にあった、高さ4.4mの

 

阿弥陀如来像です。

 

火災で、焼き出されていたものを

 

1871年、日本を訪れた

 

チェルヌスキが購入し、解体され、

 

フランスに、持ち込まれました。

 

パリで、これほど立派な大仏様に、

 

お目にかかれるとは実に、

 

感慨深いです。

 

 

こちらは日本製の龍の香炉。

 

規模は大きくありませんが、

 

ほど良い展示数で、気負わず、

 

楽しめる、おすすめの美術館です。

 

前回、ご紹介したモンソー公園に、

 

隣接していますので、

 

 

公園の散策と併せて、

 

訪れてみてはいかがでしょうか。

 

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◆  Musée Cernuschi

住所 7 avenue Vélasquez 75008 Paris
TEL 01 53 96 21 50
開館時間 10:00-18:00
休館日

月曜日、土曜日、1/1、5/1、7/14、12/25

最寄り駅  Villiers ②③、Monceau ②
Website https://www.cernuschi.paris.fr/ja