脳の血管が詰まり、麻痺や言語障害を引き起こす「脳梗塞」ですが、

 

最近は、寝たきりや死につながる重症化しやすいタイプの脳梗塞の割合が、徐々に増えているそうです。

 
 
脳梗塞は、血液の成分が固まった「血栓」が脳の血管に詰まることで発症します。
 
血栓の大きさは通常、直径2~6ミリとされていますが、

重症化しやすいタイプの脳梗塞の場合は、大きいものでは3センチを超える事もあるそうです。
 
ここまで大きな血栓ができる理由は、できる場所が血管の中ではなく、心臓だからだそうです。
 
 

心臓が1分間に最大600回も
細かく震えることで、血液の流れが淀み、巨大な血栓が作られるそうです。
 
この心臓の震えは、「左心房」と言われる部分で発生するもので、「心房細動」と言うそうです。
 
 
現在は、高齢化や生活習慣の乱れによって、心房細動の患者数が増加中との事で、
 
一刻も早く心臓の震えに気づくことが
重症化しやすい脳梗塞を防ぐ第一歩と言われているそうです。
 
 

心房細動の発見法は「脈を取る」ことだそうです。
 

脈を取るタイミングは、「夜寝る前」と「朝起きてすぐ」がお勧めだそうです。
 
 
心房細動は神出鬼没で、いつ起こるか分からないそうですが、
 
これまでの調査から、副交感神経が優位になっている時、

つまりリラックスした状態の時に起きやすい事が分かっているそうです。
 
(この傾向は、特に60歳以下で強く現れるとの事です)
 
 

心房細動になりやすいのは「高血圧」、「お酒をよく飲む」、「肥満」で、朝晩1日2回、脈をチェックするのがお勧めだそうです。
 
 

(家庭用の血圧計には、脈拍数を測る機能が付いているものもあります。
 
毎日測定する中で、いつもよりも脈拍数が極端に高い時(1分間に100回以上)がたびたび現れたり、
 
また脈拍数がうまく測れず、エラーが表示される場合も注意が必要だそうです)