私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ。タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!さらに地元の生き物探しへ!

川と海の境界の定義~喧々囂々とアホな議論の果てに~

2019-03-23 16:15:07 | 魚全般
2019年3月23日(土)

数年前、河口干潟の魚たちを調べることにはまった。
実際、死ぬかと思うくらい深くはまったこともある。
アチコチと瀬戸内の小河川を友とガサをしてまわり、周縁魚の多様さに感動した。

その中で芦田川はやっかいだった。
1981年に河口堰が完成し、小さな魚道はあるとはいえ川と海が区切られており
川から流れ出す少量の水はあるが、潮の干満にる海からの水の流入は遮断されている。

はてさて、この川はどこまでが川なのか? どこからが海なのか?

干潟めぐりをしながら友と喧々諤々の議論をしたものだ。

友の考えは

                (3/15発行 地域情報誌『プレスシード』より図を改変して引用、以下の図・記事はすべて同様のもの)
「河口堰までが川、そっから先が海じゃ。
 淡水と塩水に完全に遮断されとるもん」というもの。

私の考えは


「川から淡水が流れ出してるので河口堰下流域も川じゃ。
 境界には目印がある。
 右岸の港に立ってる目印と左岸の波止の小さな灯台みたいなとこまでが川」というもの。


国交省関係者にも聞いてみたりした。
「さあ、私は不勉強なのでよく分からんのんですよ」 軽くいなされてもうた。

その議論は平行線のまま・・・・・・現在にまで至り、もうどうでもよくなった頃・・・

かみさんが地域情報誌から記事を見つけた。


記事の内容を掲載された図で確認してみる。


この図の右岸①と左岸②を結ぶ線が、現在の海と川の境界と書いてるぞ?
埋め立てされる前までは①-③が境界で、境界を表す標柱が立ってると書いてるぞ?
川は埋め立てされると海へと延びていくわけやねえ。
河口堰より下流域で採れた魚も「川の魚」なんよな。

どうやら私たちは2人とも間違えたまま不毛な議論を延々とやってたんやなあ。
アホな話の結論は実にあっけなく2人とも大間違い。


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