本日京都は自分的には不快指数150%、
梅雨明けが待ち遠しいが、
コロナ禍で落ち着かない日々を送る中、
聞こえてくるのはスタバ、マクドナルド、吉野家など、
大手飲食店の業績悪化、自動車、家電、衣料などの製造業、
観光、旅行、航空、不動産にも大きく影を落としている。
ところがこれだけ将来的に悪い材料が揃っているのに、
株式市場は驚くほど堅調を保っている?

要するにこれはリアルな経済社会と関係なく、
莫大なる余裕を持った人達がいる証で、
これも紛れも無い、リアルな現実である。

梅雨が雨期を表す言葉として使われるのは、
実は室町時代からの事で、
それまでは長雨と言っていたらしい。
雨期を表す「つゆ」という言葉は、
江戸時代には定着したとみられている。

又、「五月晴れ」は元々初夏の晴れ渡った空では無く、
梅雨の短い晴れ間を指す言葉だったらしい。
「五月雨(さみだれ)」、「五月空(さつきぞら)」も、
今ではピンとこないが、梅雨に纏わる言葉になるらしい。
これらは旧暦5月、要するに現在の6月になるが、
最近は地球温暖化のせいで現実は更に7月にずれ込んでいる。



ともかく貧乏暇なしの生活を送っている小生、
陶芸も悪戦苦闘を繰り返しながらも作陶を続けております。
抹茶碗第七号は二年前に初めてネットで購入した唐津粘土。



唐津粘土は本来初心者には扱いにくい粘土だが、
最近は裏技を使って何とか形にしている。












直径約12.5センチ、高さ約7.2センチ、高台0.8センチ






高台はには前回と同じ意匠を施している。
岡本太郎のあの有名なCM
「グラスの底に顔があってもいいじゃないか」
にあやかって「茶碗の底に月があってもいいじゃないか」

 


 

月?

実はこれは古書体の月の字で、

 

 

 

 

 

 


元はこのハンコである。

 

 

 



実は33年前に文学者・稲垣足穂の
10周忌追悼音楽会を開催した事があって、
稲垣足穂に多大なる影響を受けていた有志、
企画立案者、東京のミュージシャン、デザイナー。
そして記念の小冊子を発行する事になり、
素材感に深い思いれをお持ちのデザイナーと共に

小冊子なのに使用する紙質を数種類も選択、

更に事務所に所蔵していたぶ厚い古書体辞典から、
稲垣足穂にも通じる天体の「月」を気に入りハンコに。。。

 



このハンコは何処に押したかは既に記憶は無いが、
書籍、レコード類は当時のモノは一切手元に無いが、
ハンコ類は引っ越しの際に荷物にならない事もあり
いまだに10種類以上は持っている( ´艸`)










そしてこの「抱一」の印は何かと言うと、
この頃、何を血迷ったか物書きになりたいと思い、
誤字脱字多いにも拘わらず、
ペンネームの名前をハンコにしていた。
その当時からとんだ戯けモノだった!

 

 

 

 

 

 

 

 


結局は一度も使わず保管していたが、
何とか日の目を見た( ´艸`)



この時私の運営していた事務所は、
企画編集、広告、デザイン制作等が主だったが、
その他、面白い企画については積極的に参加して、
イベント、コンサート等も何度か開催していた。
オモシロイ事、タノシイ事をモットーにしていたので、

嫌な仕事は基本せず、社会性を逸脱した制作事務所だった。

実は事務所経営的には火の車で、
この時もミュージシャンギャラ、ホール代、音響代、
その他もろもろの経費を捻出するのに頭を悩ませていた。
正確な入場者数が読めない事もあり、
事務所の大事な用品を質屋に入れて開催の運び。
結局は何とか入場代金と冊子代で賄うことが出来たが、
後の打ち上げで最初の飲み屋で止めておけばよかったのに、
ミュージシャン御一行と朝方まで飲み明かし、
工面した10万円は全て使ってしまい、
大事な用品も戻ってくる事も無かった。
その事務所はその数年後、
私の経営能力の無さで数千万円、
実質約一億円の負債を抱えて、結局閉鎖。



それ以来は、

石橋を叩いて渡るように心掛けております( ´艸`)

 

 


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