今年初の勉強会。

紫雲膏灸を学びに母校へ。
 
 
紫雲膏灸は、紫雲膏という軟膏の上に、
上質もぐさを捻ってすえるお灸の方法です。
 
あ、紫雲膏は火傷などの薬なのですが、
薬効は全く関係なくて、
赤くて目印に最適だから使っているだけです。
 
治療の目的やお身体の状態に合わせ、
紫雲膏の厚みや、もぐさの大きさを変えて、
刺激量を調整していきます。
 
以前より少し治療へ取り入れていましたが、
昨年の母校でのセミナーをはじめ、
主宰の勉強会へお越し頂いたご縁で、
教えを乞う機会が重なり今では、
経絡治療と同じように、
私の治療に欠かせないものとなっています。
 
お灸というと、温めるものと思われるかもしれませんが、
虚弱さんや、瘀血(血の滞り)の方には、
温灸が逆効果のこともあるので、
私は基本的には、身体を温める目的ではお灸を用いません。
 
この紫雲膏灸、熱さもマイルドで
気持ち良いと云ってくださる方も多いのですが。
 
私が得意とするのが、
虚弱だったり心身の、病気の治療なので、
結果として痛くない鍼や、熱くないお灸になるだけで、
“痛くない”“熱くない”ということには今はあまり、
重きはおいていません。
 
必要であれば、太い鍼で響かせたり、
焼き切るお灸もしますよ。

患者さんから“癒し系”と云われることも多いのですが、
私自身は癒しを目的としたことは、一度もないのです。
 
うちは、リラクゼーションサロンじゃなくて、治療院だから。
治らない病気もたくさん診るけど、
治せるものならどんな手を使っても、治したいよね。
 

えーと、話が逸れました。

私のお灸は捻りが甘いので、
人によっては温かさを感じないくらいです。
 
お灸に限らず鍼も、
施術の手が速くて低刺激なので
「何やられてるか分からない」ともよく云われます。
 
「なんでこんな刺激で効くのか分からない」とか。
 
性格が弱っちいと施術も弱っちいよね。
 
気持ちがしっかりした先生だともっと、
パキッとした刺激になります。
 
 
またまた話が逸れました。
 
そんなお灸ですが、特にガンの患者さんの治療や、
精神的な病気には手応えがあって、
温熱効果とは違う、何かは感じてる。
 
自分のモノにするまでは何年も時間がかかるから、
焦らず、お灸をすえ続けていきます。
 
 
さすがに。手当たり次第、勉強会に参加する時期は過ぎ、
こうして学ぶ機会は減りました。

今までたくさんの勉強会に参加させてもらって解ったのは、
最終的には自分で本を読んだり、
何度も繰り返し手を動かすことこそが勉強ということ。
 
でも、講師の技術を間近に見たり、
同じ目的の受講生と話すこと、
とても刺激になります。

今年も機会があれば学びの場に出ようと思います。
 
 
 

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