雑誌『ハルメク』(株式会社ハルメク刊)を取り寄せてみました。
取り寄せた、というのは『ハルメク』は書店では売っていません。通販の定期購読のみで買える雑誌。
しかしながら、16万部を発行しており、シニア向け雑誌ではナンバー1とか。前身は『いきいき』という雑誌で、経営が厳しくなったのをファンドが投資してタイトルも『ハルメク』にリニューアルしたそうです。
買ってみようかと食指が動いたのは、シニア雑誌でナンバーワン、どんな雑誌なのかという興味からでした。
最新の2月号では「今年こそ、始めよう! ためこまない新習慣」とか菊池体操の菊池和子さんのインタビュー、海外取材特集では「パリの女性は年を重ねるほど美しい!」などの内容。
市販されている50代以上の女性をターゲットにした雑誌、たとえば『クロワッサン』『HERS』や老舗雑誌の『ミセス』『家庭画報』『婦人画報』などと内容はそんなに変わりません。読めばそれなりに面白く役に立ちます。
ひとつだけ大きく違うのは通販業もやっていて雑誌には数冊の別冊や申込書が付いてくること。
あ、言い忘れましたが、本誌は一冊660円。けれどバックナンバー以外は一冊買いは出来ず、12冊か36冊を最初に一括購入するシステムです。
もちろん、途中で購読をやめるのは自由で、その場合は読まない分の費用を返してくれます。
私は12冊分をとりあえず前払いしましたが、たぶん数ヶ月でやめると思います。
理由は付録についてくる洋服だの食品だののカタログが必要ないから。特に欲しいものもなかったし、なんとなく白けました。
もちろん、雑誌の内容は悪くないし、それなりに実用的なのですが、シルバー層をターゲットにしたビジネスが見えて、ちょっとうんざり。
私的には雑誌って、読者に夢を与えるものであってほしい。自分にはできなくても「素敵だなあ」「綺麗だなあ」「やってみたいなあ」「行ってみたいなあ」などと思わせてくれるもの。
そして、雑誌がそう思わせてくれたものは自分で探す。付録で付いてきた商品カタログで買うのではなくて。
市販されている、お姉さま向け雑誌。『ハルメク』よりは少し高いですが、やはりこちらを読みたいな。