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予備実験で助かる小話。順番注意!塩酸の希釈(薄め方)は、水に塩酸を加えます。
水酸化ナトリウムを水溶液にするには、水に水酸化ナトリウムを入れましょう。


新任研修前に練習3回

 初任研は、全員が受けないといけない研修です。張り切って午前だけでもよかったのに、全日研修講師を引き受けてしまいました。事前準備をしていて、「新任さんってどの程度までわかっているのかな?」
指導主事の先生に相談すると、結構なほど基本的な部分から教えなくてはいけません。

1.安全管理

 研修でしっかり体験してもらって、現場で自信をもって準備と実験をしてほしい!
これが一番伝えたいことです。
研修では失敗してもいい。そこで学んで現場では事故が少しでも減りますように。

1-1.安全管理!何をする?

異物が目に入ったときは、水で洗い流して保健室の先生も呼んでと落ち着いて行動しましょう!
もし事故になったとき、教師がどう動くかを頭にいれておく。大切です!

2.おーっとそのガラス棒、ビーカーに立てっぱなしはやめよう。

 ビーカーにガラス棒を立ててしまって、ガラス棒の重みでビーカーを倒してしまう。倒してしまうとビーカーの中の溶液が机の上に流れ出します。水酸化ナトリウム水溶液だったら、数日後に雑巾は使い物にならなくなっていきます。子供の衣類につくと時間がたったときに、衣類が破れてしまいます。
ガラス棒をビーカーに立てかけないって地味に大切!

3.水酸化ナトリウムの粒をそのまま子供に渡さないで!

水酸化ナトリウムが理科室にあることもよくないのですが、子供に渡してしまうとうっかり持ち帰ったとき危険です。水溶液にして必要な分量だけを渡しましょう。
過去に給食に混入ということも・・・。
水酸化ナトリウム水溶液を作るときに一人で手探りでするよりも、研修で覚えて帰ってね。


4.駒込ピペットもたてかけないでね。

駒込ピペットってあのスポイトみたいなやつ。そうです・・・。ピペットの持ち方も覚えて帰りましょう。上手に注ぐと「先生すごい。」といってくれることも。

5.塩酸と水酸化ナトリウム水溶液を入れるビーカーは色分けを

ビニールテープなどで色分けをして水溶液の種類の違いをはっきりさせておきましょう。