ワーグナーといえばハデハデしいオーケストレーションや、

破天荒なイメージが先行します。

 

 

でも意外と、

ロマンチストな面もありまして。

 

 

 

うちの夫さんもしかりですが、

破天荒なオレオレタイプの男性のほうが、

細やかすぎる愛情を持っていたりするのですねゲラゲラ

 

 

 

紆余曲折の末結婚した愛妻コジマに贈った、

ジークフリート牧歌の逸話は、

あまりの美しさ・ピュアさにジーンと胸が熱くなるんです。

 

 

 

ごくごく簡単に紹介すると、

愛する息子「ジークフリート」を出産したばかりの妻の誕生日。

 

 

 

早朝自宅にて15人編成のオーケストラで、

「ジークフリート牧歌」が初演されました。

 

 

 

 

 

妻コジマは、

まどろみの中でこの素敵なプレゼントで目覚め感動した。

 

 

 

 

というのが粗削りな概要です。

 

 

 

この曲の主題の部分は、

あの大作「ニーベルングの指輪」の中の第3幕「ジークフリート」における、

愛と平和のライトモチーフとして使われています。

 

 

 

つまりワーグナーさんにとっての、

美しさや優しさや・・・

 

 

 

そんな慈愛に満ちた安らかな感情がギューっと凝縮された、

そんな曲なのですね。

 

 

 

そしてこの曲を、

ピアノソロに編曲して録音してるのがグレン・グールド。

 

 

 

グールドさんといえばバッハのイメージが強いけど、

実はベートーヴェンやワーグナーの曲なんかも独自の路線で録音していて、

すごく面白いのです。

 

 

 

(余談ですがグールドさんが嫌っていたモーツアルト。

なぜか超ヘンテコリンなトルコ行進曲を残していて、

これもまた別の意味で興味深いのです)

 

 

私はこのグールドさんが演奏する、

ピアノバージョンの「ジークフリート牧歌」が昔から大好きなんです。

 

 

 

 

今日久しぶりに聴きましたが、

やはり泣けてしまいます。

 

 

超自分よがりな、

趣味のお話でしたおーっ!

 


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