今回のカード考察は、最近「守護竜」の登場でドラゴン族が盛り上がってきているので、ドラゴン族関連のカードを紹介したいと思います。
「竜の束縛」とは?
●カードの種類:永続罠
●収録パック:ブレイカーズ・オブ・シャドウ(BOSH-JP069)
●レアリティ:ノーマル
永続罠
自分フィールドの攻撃力・守備力が2500以下のドラゴン族モンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
①:このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、お互いに対象のモンスターの元々の攻撃力以下のモンスターを特殊召喚できない。
②:対象のモンスターがフィールドから離れた時にこのカードは破壊される。
「竜の束縛」は、「ブレイカーズ・オブ・シャドウ」にて、ノーマルで収録されている、永続罠カードです。
効果的には、「虚無空間」のような特殊召喚を封じる制圧系になります。
ただ、発動条件があったりします。
「竜の束縛」の発動条件について
発動条件としては、「自分の攻撃力・守備力が2500以下のドラゴン族モンスター」を対象に取って発動するので、そのモンスターを事前に用意する必要があります。
ここで注意していただきたいのは、対象に取る自分のドラゴン族の攻撃力も守備力も2500以下という点です。
(特に守備力もという点。この点は、テキストを確認すればわかることですが。)
発動するタイミングとしては、「竜の束縛」は罠カードなので、自分のターンで条件を満たすドラゴン族を用意することに集中して、相手ターンに入ってからこのカードを発動すると良いでしょう。
「竜の束縛」の効果について
②の効果は、どうなったらこのカードが破壊されるのかを述べたテキストのため、実質①の効果のみとなります。
①の効果は、発動時に対象としたドラゴン族の元々の攻撃力以下のモンスターの特殊召喚をお互い封じるというもの。
例えば、攻撃力2500の「ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン」を対象にこのカードを発動したのなら、攻撃力2500以下のモンスターをお互いに特殊召喚できなくなります。
この範囲でしたら、下級モンスターや低リンクになればなるほど、攻撃力が低いリンクモンスターの特殊召喚ができなくなるため、影響は大きいと言えそうです。
さて、もしかしたらここで「ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン」の効果を使って、さらに攻撃力を上げて、特殊召喚できない範囲を広げようと思った方もいるかもしれませんが、残念ながらそれはできません。
テキストをもう一度、見てもらうと…
『対象のモンスターの元々の攻撃力以下』と書かれているので、「竜の束縛」の発動後に「ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン」の効果を使って攻撃力を上げても範囲は変わらないということに…泣
(この例のために、「ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン」に登場してもらいました。)
ただ、ここからはこれを逆に利用したパターンとして参考までに紹介しますが…
発動条件のテキストに戻ってもらうと、発動条件の方は元々の攻撃力とは書いていません。
なので、ドラゴン族の攻撃力を下げて2500以下にした場合は、元々の攻撃力が参照されるので、範囲は広がるという結果に。
(例えば、「青眼の白龍」を何らかの効果で攻撃力を500下げて、「竜の束縛」を発動した場合は、元々の攻撃力3000が参照されて、攻撃力3000以下のモンスターをお互いが特殊召喚できなくなるということです。)
そういうちょっとした小技もありますが、基本的には「竜の束縛」で止めれる攻撃力は最高で2500と覚えておくといいでしょう。
発動できれば、あとは使いきりとして割り切るか、「竜の束縛」が破壊されたり、対象となったモンスターがフィールドから離れないように守りたいところ。
「閃こう竜 スターダスト」あたりなら場持ちが良さそうですし、結界像ビートのようなバックにするといいかもしれないですね。
最後に
「竜の束縛」について見てきました。
攻撃力2500以下のドラゴン族としては、「レッドアイズ」や「ブラック・ローズ・ドラゴン」がいるので、そういうデッキで制圧系のカードが欲しいという場合には、「竜の束縛」が役に立つかもしれませんね。
ではこれで「竜の束縛」のカード考察を終わりたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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