自分の文化を守らねば | ずるずると道・郷・話を愛でる

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房総半島から栃木県北部を中心として、
街と街を結ぶ県道・国道・峠道を巡回しながら、
持続可能で成長する日本の未来の為に成すべき事を考えます。
日々の個人的な興味について書くこともあります。

 

客人に対しておもてなしをすればそれがよいことだ。

 

それ貼る意味真理でもあるが、場合によっては自己矛盾を生じることにもつながる。

外国からやってくる「常識」がだいぶ違う文化と自分の文化との衝突を起こした時に、おもてなしと称して相手の分に合わせてしまうことは、自分の文化の領分を削ってしまうということにつながりかねない。そして、大阪の経済のように、産業が衰退しているがゆえに、途上国並みの「観光産業」優先の世界になっていくと、下記のような「商売」のやり方が台頭してくる。

 

 

 

 

【宗教】「お好み焼き」千房、イスラム教徒向け豚肉使わず
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1547454399/

 

昨年日本を訪れた訪日外国人は前年に比べて8・7%増の3119万人で過去最多。イスラム教徒が多いマレーシアやインドネシアからの訪日客も増えており、お好み焼き店を全国に展開する千房ホールディングス(大阪市浪速区)が今月、ムスリム(イスラム教徒)向けのお好み焼き店を開く。イスラム教の戒律に従った、豚肉を使わないお好み焼きを提供。訪日客の消費が関西経済の牽引(けんいん)役となる中、飲食店を中心にムスリム市場を取り込む動きが広まっている。

https://www.sankei.com/west/news/190114/wst1901140018-n1.html 

 

商魂たくましいことは結構であるが、外国人、中国人に加えて、世界最強の排他的宗教であるイスラム教の客であったり、移民が進出してくるタイミングでこのようなことを進めると、ある程度の人数を誇った状態で、このような商売があるという状況が、彼らの我が国文化を押しのける形の「わがまま」がまかり通る素地を作り上げ、自国の文化より世界統一を夢見る理想主義者たちがこぞってそれを支持し、その反対意見を人種差別者といえば、自国の文化は理不尽にもないがしろにされていくのである。

 

おもてなしができるためには、そのような自国の文化があってこそである。

それを消し去って「おもてなし」が成立すると思えるとすれば、それは狂気であろう。

おもてなしはお互いの気持ちの融合で成り立つものであり、一方的なサービスとは異なることであることを認識するべきだろう。美談すぎる美談には裏があるのである。それを意識的に無視することは、結局は破壊しか残さないのだ。

 

もしかしたら、スウェーデンの政治家が現在行ってしまっているように、自国の文化など「なかった」などという気違いじみた思想を振りまくようになるかもしれない。意志がしっかりしなければ、当たり前のようにある日本文化の一部である食文化も簡単に壊されていくのである。ただ、一部の富裕層は彼らが囲った料理人を通じて食べられるかもしれないが、庶民文化としての日本食が大きく破壊されていく方向に進むのは間違いないだろう。

 

「商魂たくましい」とか、それはある種誉め言葉でもあるが、あってほしくなく原動力にもつながる。こういうことを防ぐには、そういうことが商売にならないような形で、国を守っていくことが必要なのである。衰退途上国ゆえのインバウンド需要(外国人観光客需要)なので、国内経済を復興させるしかその方法はない。衰退途上国のまま推移していけば遠からず、国の文化もまもれない、ようするに我々日本国民が自由に人生を謳歌する大きな要素を奪い取られることをも覚悟しなければならないという地獄である、ということを知らなければならないのである。

 

現政権はそんなことをまるでないかのようにふるまうが、その現状維持でこの衰退途上国路線を驀進していることを認識するべきである。その状態でどんどん時間が進んでいるのである。まずはその既定路線を止めるために政権交代をさせることが必要だろう。長期政権は、正しい方向に進んでいる間だけ有効なやり方であって、そうでないときは地獄ロードの推進役にしかならない。