やまちゃん奮闘記

1970年代から海外に出かけ、滞在した国が合計26か国、21年の海外生活が終わりました。振り返りつつ、日々の話題も、

敬老パスのトラブルいろいろ

2018-12-05 | 社会・風俗

下記の写真は敬老特別乗車証(敬老パス)の例です。→弊ブログ参照

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市バス、市内のほとんどの民営バス、地下鉄が無料で利用でき、非常に便利、また有利です。

このパスの取得には、いろいろ条件があり、昨年の年収ランクにより、取得金額も変わってくる。→こちらの詳細

私が住んでる市だけはなく、他の都市でも取得できるようです。全国主要都市の敬老パスの状況→こちら

 

 

各都市では取得開始年齢がまちまちであるが、老人の数が増えており、高額事業費の問題や、不正使用の問題などトラブルが聞かれる。→事業費の問題不正使用懸念の報道


一方、中国でも高齢化が進み、65歳以上が1.4億人と問題化しつつある。

上海では、敬老パスを持った高齢者たちが、混雑時に公共機関に乗り、混雑を増加させている と、問題になっている。早朝や夕方に買い物に行く高齢者が増えたためだ。

上海の食材市場は朝が早い。新鮮な食材や安い品物の売り場を熟知した高齢者は、公共交通機関を利用してでも買い物に出かける。夕方には、中心街から離れた大型スーパーで売れ残りの食品の安売りもある。

上海市の無料「敬老交通カード」は、その後、政府が軌道修正し、無料乗車時間が平日の7~9時、17~19時を除くと定めた。だが、それでも1日中、バスで何往復もする高齢者が多かった。バスにはエアコンがついていて、自宅の電気代が節約できるからだ。

とうとう政府は一昨年、無料交通カードを廃止し、代わりに現金を給付する制度を作った。それでようやく乗る人が減ったようだ。→こちらの報道


また、同報道によると、老人向け優待カードのおかげで、上海のイケアは、「高齢者見合い名所に変身!」したそうだ。

上海イケアでは、メンバーズカードを作った会員を対象に、レストランで無料のコーヒーサービスを提供している。ところが、店舗が上海の西に位置する地下鉄駅に近いこともあって、いつのまにか無料コーヒーを狙う高齢者が、一日中居座るケースが増えてきたのだ。

彼らは、昼食となる豚まんやパン、お茶などを持参して開店前から並び、開店と同時に店舗になだれ込むため、瞬く間にレストランの席がいっぱいとなるのだ。“西洋文化”であるコーヒーを飲んでいるというロマンチックな雰囲気に感化されるためか、いつしかイケアは高齢者の“見合いの場”と様変わりした。


敬老パスだけの問題ではなさそうだ。 

 

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