森保ジャパン、華やかな船出。 日本 3-0 コスタリカ。

 森保ジャパンの初戦、日本代表は、キリンチャレンジカップでコスタリカ代表と対戦した。


日本の出場メンバー。
意外なことに4-4-2の布陣(練習からそうだったので、その時に意外だったのだが)。
U-21は、お得意の3-4-2-1なので、兼任監督ということを考えれば、3-4-2-1だと思うんだけど。
ロシアWCを経験して、考え方が変わったかな。
日本のメンバーを考えれば、4バックがいいと自分は思っている。

 中島 翔哉のドリブルがキレキレで縦横無尽に動いて、チャンスを量産する。
堂安も物怖じせず、堂々とドリブルを繰り出す。 取られない。
そして前半16分、中島のCK、ニア気味のボールに佐々木がヘディングで合わせて、逆サイドへ、それがコスタリカの頭に当たって、ゴールに入った。 佐々木のいいヘディングだった。
ここから、コスタリカも前からプレスをかけてきて、盛り返す。
少しピンチはあったが、決定機は作らせない。
前半39分には、遠藤から浮き球のパスを小林が胸で落として、南野がゴール隅に打ったシュートは素晴らしかったが、GKのファインセーブに阻まれた。
前半は、1-0で終了。

 後半も、中島のドリブルから攻めまくる。
南野、堂安と惜しいシュートがあった。
後半21分、遠藤が中央から左サイドの中島に預けて前に走ったのに、中島がスルーパス、それを遠藤が中央に折り返して、南野が体を捻って、シュート。 右隅に入ってゴール。
その後、日本は選手を入れ替えつつも、チャンスを作る。
そして、最後、後半48分、右サイドでボールを受けた伊東純也がドリブル。 少しコントロールをミスって縦に詰まったように見えたが、そこから切り返し気味に斜め前にボールを出して、内にドリブル、強引にシュートを打つと、GKの手をはじいてゴール左隅に突き刺さった。 斜め前にボールを出したのが大胆。 取られない自信があったのかな。それがシュートに繋がった。
そして、試合終了。
3-0の快勝で、森保ジャパンの船出を飾った。

 悪い所のほとんどない試合だった。
コスタリカは強くもないけど、弱いとも見えなかった。
こうなると、チリとの試合が見れなかったのは残念だ。
それにしても、ほとんど初めてのコンビなのに、連携が取れてたのは、驚き。
中島・南野・遠藤・室屋はリオ組なので、連携が取れたのかもしれない。
チリ戦が中止になったので、練習時間が取れたのも大きかったのかも。
ま、何にしても素晴らしい船出だった。 期待が持てるよ。

  中島のキレキレのドリブルを見てたら、正直、ロシアWCは、宇佐美より中島の方が良かったんじゃないかと思ってしまった。 ま、乾と同じポジションで同タイプなので、避けたとは思うが。
南野は気合が入っていたね。 相手とやりあっていたし、凄く積極的にシュートを打っていた。 見違えるほどだ。
リオでは、技術は高いけど、試合で力が発揮できない感じで、こいつはダメだなと見ていたんだが。 変わったね。
ポジションは流動的に動いていて、なかなか良かったんじゃないかな。

 4-4-2なんて、久しぶりに見た気がする。
昔は、殆どのチームが4-4-2だったのに、いつの間にか4-2-3-1が主流になった。
まあ、昔みたいなツートップじゃあないが。
これから、どういう風に進化するのか、楽しみだな。
中島から天野に代えて、4-2-3-1に変更したのも良かったなあ。 使う選手によって、または相手によって、システムを変更する、そんなことが出来たら理想的だ。 現代サッカーはそうなってきていると思う。
森保監督がそういうのを目指していて、そしてやれたら、凄いな。
選手たちも対応できるようなレベルになりつつあるようにも感じる。

 佐々木 翔は、良かったなあ。 ボールに仕掛ける守備が出来るね。 ヘディングも強いし。
あとは、スピードのあるウィンガーに対応できるかどうかだね。 それが出来たら、守備は合格点だ。
前に出る力があるかどうか知らないけど、中島にシンプルにワンタッチやツータッチでパスを出していたのは良かった。
空走りもしていたし。
室屋も順調に成長している。 リオでも期待していてたんだけど、直前に怪我をしてしまって、本番は不出来だった。
このレベルでも、前に仕掛けることが出来るようになっている。 酒井の控えになれそう。
槙野と三浦は可もなく不可もなく。
CBは、前が空いていたら、ボールを前に持ち出せと言われているようだけど、三浦は少しチャレンジしていたね。
三浦はポテンシャルがでかいんだよなあ。 右サイドをやっても、抜くことは出来ないけど、前へドリブルで運ぶ力がある。しかも正確なクロスを上げることも出来る。 ガンバに来た当初、右CBポジションから左ウィングにロングパスを通したこともあった。
確率が低かったのか、封印されたのが、少し残念だが。
勿論、CBとしても、そこそこ人に強い。 しかし、絶対的な強さにまではいっていないなあ。 期待してるんだが。
GK東口は、まずまず。 東口は反応の良さが売りだけど、足元の技術も高いんだよなあ。 凄く安定している。 西川の次に巧いと思うよ。 ただ、CKで前に飛び出して、ボールに触れず、相手にヘディングシュートを打たれたプレーが1回あった。 あれは、ダメだ。 GKは、悲しいかなミスが許されないポジションだ。
まあ、ギリギリで相手と競り合っていたから、楽にヘディングさせてはいなかったが。
そうそう、シュミット ダニエルが背番号「1」になっていた。 意味深だなあ。

 遠藤 航がべルギーに行ったけど、成長しているねえ。
積極的に前にパスを出しているし、いいパスが出せるようになっている。 
PA内に走り込んで、南野にアシストしたパスもあったし。 長谷部の後継者になれるかなあ。
堂安が、いきなり代表で通用するプレーが出来るとは思わなかった。
ドリブルで突破出来る力があるよ。 中島・堂安と左右にシュートも打てるドリブラーが揃うと、かなり強力だなあ。
攻撃陣は、ハイレベルなレギュラー争いが繰り広げられそう。
いきなり、希望の持てる試合を見れたよ。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
「関連コンテンツとスポンサーリンク」

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする