思い出(音楽瞑想) | KABUTOミュージックセラピー

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こんにちは、KABUTOです。(オフィシャルブログ)
ここでは音楽、作詞・作曲のこと、セラピーのこと、またヒーリングエッセイを書いていきますね!
ヒーリングミュージックライブ、安心と幸せの「音楽の絵本」の配信日程もご案内させていただきます。

みなさま、こんにちは
本日、9/22(火・祝)9時よりの「KABUTO 音楽の絵本」のスクリプトです。

以下のURLでご覧いただけます。
https://youtu.be/REpDdHZE9Vc

 

 

KABUTO 音楽の絵本
Story-14 思い出

「目を閉じます。今日はご自身の「思い出」について辿っていきたいと思います。80歳まで生きるとしたら、計算上30,000日ぐらいを生きることになります。今まで生きてきた日々に思い出があり、これからの日々に思い出は作られる。今日一日も思い出が生まれていきます。最初に、小さいころからこれまでの人生の思い出を見つけてみてください。「あんな時もあったなぁ」「あのときは楽しかったなぁ」「あれは大変だったけれど乗り越えてきたなぁ」少しの間、ご自身のこれまでの思い出を辿るひとときにしたいと思います。

いかがでしょうか。ご自身の思い出、何を感じられたでしょうか。

「エビングハウスの忘却曲線」というものがあり、それによると、人は1日経つと7割を忘れているそうです。次の日には前の日のことを70%覚えていないということになります。それでも脳という器官は大切な記憶をつなぎ止めてくれています。「あの時、お礼が言えて良かったなぁ」「あの時はちょっと照れくさかったなぁ」」「あの曲を聴くとあのころの楽しかった思い出が蘇る!」何かを思い出すと、まるでそのときに戻ったような気持ちになれ、心が安らぐことがあります。

また「人が1日経つと7割を忘れる」というのにはもう一つの側面があると言われています。「人は忘却の生き物」と言いますが、もしすべての記憶が忘れることなく存在していたら、情報量の多さに心が耐えきれなくなってしまうという話もあります。

「思い出」というやすらぎの映像をいつでも蘇らせることができ、また一方で自動的にさまざまなことが忘れ去られる。苦しみ続けることもなく、辛いと思い続けることもない。やすらぎを思い出し安堵を覚え、また忘却により助けられていることもある。そのような「脳」の働きに支えられて生きている。

心が今とても穏やかです。安心と幸せの中にいます。

引っ越しをするときに必ず段ボールに入れて、引っ越し先で段ボールから出して身近なところに置く、昔から持ち続けている箱。その箱の中身はガラクタのようなもので、大したものがある訳ではない。しかし捨てられないで何十年も持ち続けている。小学生のころ近くの駄菓子屋で買ったもの。親が何気なくくれたもの。友人と交換したもの。・・・箱を開けて、その思い出の1つを見つけると、それを手にしたときだけでなく、その頃にあったこと、周りにいた人、何分もの物語が始まる。

たくさんの思い出、それは形があり、拡がっていくものもあれば、形はないけれど、心の中に存在していて、図書館で本を探すように見つけるものもある。「思い出」は過去に存在しているのではなく、常に今ここにある。今ここで、その思い出1つ1つとつながっていて、それはさらにあらゆるものとつながっていて「ひとつ」。「「思い出」がすべてとつながっていてひとつ」という思いを感じています。

ゆっくりと、もともとのあなた自身を感じていきます。
目を閉じたまま、だんだんとご自身に戻っていきます。
自分自身を感じていきます。全身を左右に少し動かしてみてください。
手の平を広げてください。

「思い出がやすらぎをもたらし、それがすべてとつながっている」という「意識」を今ご自身に感じています。「記憶のメカニズムが思い出と忘却を作ってくれている」その幸せを感じています。ご自身がかけがえのない存在であることを思い、安心と幸せに包まれていることを感じます。

ゆっくりと目を開けてください。
ありがとうございました。
今、素晴らしいエネルギーに包まれ、満たされています。
すべてがひとつということは、あなたはすべての命「ひとつひとつ」であるということです。
良い一日をお過ごしください。」