ブログ不動産コラム

自己資金とローンの割合について

ローンと不動産

まだまだ暑い日が続きますが、今日からお仕事という方も多いかと存じます。ちなみに弊社は本日が創立記念日でなんとなくお休み気分です。w


さて、今日は不動産購入時の自己資金とローンの割合について考えます。

まず豊富に自己資金がある人は好きにすれば良いのですが、借入金利以上に運用できる自信があるのであれば、ローンの割合を多くした方がトータルとしては儲かることになります。株式投資やFXなどで年間10%以上増やせるとかそんな人ですね。

逆に手元に現金が有った場合は、散財してしまう自信?が有る方はなるべく、不動産購入時に自己資金の割合を高くした方が資産保全という観点からも安心です。

また、収益物件を増やしていこうと考えている方は、最近はフルローンが出にくいこともありますので、なるべく現金を温存して次の物件の資金に当てる方が進めやすいと思います。

住宅

ところで、多くの方は自己資金はそんなに厚くないと思います。その場合に大事なのは損益分岐点を意識することだと思います。

マイホームでも収益物件でも、不動産は購入してからがスタートです。売却またはローン完済までは必ず毎月の返済が必要です。そして途中で破綻しないということが最も大事です。

その破綻を防ぐために、収入がどの程度まで減ったら破綻懸念が出てくるかをきっちり把握しておきましょう。マイホームであれば、給料の減少や失業などのリスク。収益物件であれば大きいのは空室リスクですね。

そしていざ「やばい」となった際にどのように凌ぐかを予め考えておけば、その時になってあわてて下手を打つような事は無くなると思いますし、漠然とした不安も無くなると思います。

お金も心も余裕が大切です。

クラッシックカー

ところで、マイホームの場合は、支払いはきつくなりますが、できればアラサーくらいの年齢で20年ローンくらいで購入すると50歳前後でローン完済ですので、後々楽だと思います。また20年ローンだと残債の減り方も早いですので途中売却の時も有利です。

そして収益物件の場合は、CFとの見合いで考えていくわけですが、フルローンに近くなるほど物件の利回りが高くないとCFが出ません。それで利回りの高い物件を探すわけですが、いつも書いているように利回りはリスクの指標です。一般的に利回りの低い物件ほど安全資産となります。需要減退の懸念が少ない都心の不動産は地方に比べて価格が高いのに対し、人口減少懸念の高い地方の物件は価格が安くそして収益物件の利回りは高いです。

ある程度のリスクを取って、リターンを得るのが投資の醍醐味ですが、むやみに特攻しないで色々な状況(特に悪い方です)を想定して、念入りなシミュレーションをして、リターンがリスクに見合うと確信できたときだけ突撃するようにしましょう。

くつろぐ猫

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