スイスで開催されている、2018年ジュネーヴ国際音楽コンクールのピアノ部門（公式サイトはこちら）。
11月8日は、ついにファイナル。
ネット配信を聴こうと思ったが（こちらのサイト）、寝てしまい起きられなかった…。
でも、オンデマンド配信で後からでも聴けるので、大変ありがたい。
ちなみに、2018年ジュネーヴコンクール（ピアノ部門）についてのこれまでの記事はこちら。
（2018年ジュネーヴ国際音楽コンクール（ピアノ部門） 出場者一覧）
（2018年ジュネーヴ国際音楽コンクール（ピアノ部門） 曲目発表）
なお、以下はいずれもピーター・ウンジャン指揮、スイス・ロマンド管弦楽団との共演である。
Mr. San JITTAKARN （26 y.o., Thailand） （動画）
L. v. Beethoven: Concerto N° 3, Op. 37
Mr. Dmitry SHISHKIN （26 y.o., Russian Federation） （動画）
S. Prokofiev: Concerto N° 3, Op. 26
Mr. Théo FOUCHENNERET （24 y.o., France） （動画）
B. Bartók: Concerto N° 3
演奏したのは、以上の3人である。
さて、ファイナルの結果は以下のようになった。
【ファイナル結果】
1位： Mr. Théo FOUCHENNERET （24 y.o., France）、Mr. Dmitry SHISHKIN （26 y.o., Russian Federation）
2位： なし
3位： Mr. San JITTAKARN （26 y.o., Thailand）
Audience Prize: Dmitry SHISHKIN
Young Audience Prize: Dmitry SHISHKIN
Students Prize: Dmitry SHISHKIN
Paul Streit Prize: Sung Ho YOO
Georges Leibensen Prize: Daumants LIEPINS
Paderewski Prize: San JITTAKARN
1位が2人とは。
セミファイナルを聴いての印象はDmitry SHISHKINがぶっちぎりという感じだったのだが。
ファイナルの演奏を少し聴いた限りでは、確かにDmitry SHISHKINのプロコフィエフ第3番は期待したよりはやや安全運転的であり（そのぶん完成度は高いけれど）、一方でThéo FOUCHENNERETのバルトーク第3番はなかなか雰囲気が出ている（技巧的にいまいちな箇所もあるけれど）。
妥当といえば妥当なのかもしれない。
Dmitry SHISHKIN自身は納得していないかもしれないが。
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