(クレア・フアンチがチューリヒの2018年ゲザ・アンダ国際ピアノコンクールで優勝!) | 音と言葉と音楽家  ~クラシック音楽コンサート鑑賞記 in 関西~

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クラシック音楽の鑑賞日記や雑記です。
“たまにしか書かないけど日記”というタイトルでしたが、最近毎日のように書いているので変更しました。
敬愛する音楽評論家ロベルト・シューマン、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、吉田秀和の著作や翻訳に因んで名付けています。

今回は演奏会の感想ではなく、別の話題を。

なんとうかつにもこれまで見逃していたのだが、好きなピアニスト、クレア・フアンチ(Claire Huangci)が、今月行われたチューリヒの2018年ゲザ・アンダ国際ピアノコンクールで優勝していた!

詳細は、下記を参照されたい。

 

 

 

 

 

クレア・フアンチがチューリッヒの2018年ゲザ・アンダ国際ピアノコンクールで優勝

AsiaNet 74008

チューリッヒ(スイス)、2018年6月19日/PRニュースワイヤー/ --

2018年6月12日、ファイナルの授賞式において7人の国際審査員団は、クリスチャン・ザカリアス審査員長が指揮するチューリッヒ・トーンハレ管弦楽団(Tonhalle Orchestra Zurich)の伴奏による、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン作ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58(Piano Concerto No. 4 in G major op. 58)の解釈に対し、アメリカ人ピアニストのクレア・フアンチ(Claire Huangci)(1990年ニューヨーク生まれ)に3万スイスフランに相当する1等を授与しました。

   ( 写真:
https://mma.prnewswire.com/media/706029/Claire_Huangci_Tonhalle_Orchestra.jpg

このハノーバー在住のピアニストは、Musikkollegium Winterthurが後援するモーツアルト賞(Mozart Prize)も受賞しました。

クレア・フアンチは、フィラデルフィアのカーティス音楽学校(Curtis Institute of Music)でゲイリー・グラフマンに、ハノーファーのハノーファー音楽演劇大学(Academy of Music, Drama & Media)ではアリエ・ヴァルディに師事し、すでに国際舞台に姿を見せています。

 

 

 

 

 

以上、毎日新聞のサイトより引用した(引用元のページはこちら)。

 

 

何とも嬉しいことである!

これまで、いくつものコンクールを受けてきた彼女だが、アメリカ国内向けのコンクール(マイアミのショパンコンクールなど)では優勝しているものの、国際コンクールではまだ優勝がなく、ARDコンクールでの第2位が最高位だった。

ゲザ・アンダコンクールはARDコンクールほどには著名でないにしても権威あるコンクールだし、今回の優勝は悲願だっただろう。

本当に、嬉しい。

 

 

ファイナルではベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番を弾いたようであり、早速ネット配信で演奏動画を視聴してみた(動画はこちら)。

最初の、たった数小節の短いピアノ・ソロ部分、ここからしてもうすでに大変生き生きと音楽的で、全ての音において無為に弾かれることがなく、自然に神経が行き届いている。

さすがの名演だと思う。

 

 

ところで、2位になったパク・ジョンへ(ジョンハイ)も、割と好きなピアニスト。

2009年浜コンでのスクリャービンのソナタ第4番はなかなかのものだったし、2010年エリザベート王妃コンクールではフアンチとともにファイナリストにまでなっていた。

彼が今回2位となったのも嬉しいことである。

 

 

2人とも、おめでとうございます!

 

 


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