連続増配企業に投資可能!One ETF 高配当日本株(1494)の評価と配当・利回りなど解説

1494

One ETF 高配当日本株(1494)は、S&P/JPX 配当貴族指数に連動した動きを目指すETFになります。
アセットマネジメントOneの「One ETF」シリーズとして、2017年5月22日に設定されています。

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One ETF 高配当日本株(1494)の詳細

上場市場 東京証券取引所
対象資産 国内株式
コード 1494
ベンチマーク S&P/JPX 配当貴族指数
設定日 2017年5月22日
(上場は2017年5月23日)
信託報酬 年0.28%(税別)
純資産総額 172.4億円
出来高(月間) 2,983株
決算日 年2回(4月、10月の各8日)
売買単位 1口
最低購入単価 15,200円
信託期間 無期限
信託財産留保額 なし
マーケットメイク 〇:対象
資産構成 株式:97.2%
現金など:2.78%
組入銘柄数:50柄数
管理会社 アセットマネジメントOne

One ETF 高配当日本株(1494)は、長い期間安定した配当を出している企業にまとめて投資できることが特徴です。
TOPIX銘柄の中から10年以上増配している、もしくは安定した配当を維持している銘柄を投資対象としています。

ファンド名に「高配当日本株」とあるのですが、投資方針から連続増配ETFの方が正しいですね。
また時価総額が高く、一定の流動性がある銘柄で構成されています。

分配金よりも配当継続性を重視しているため、利回り水準はそれほど高くありません。
ただ長い間増配を続けているということは、企業が成長し続けている証でもあります。

つまり成長企業に投資できるということなので、株価の上昇も期待できるETFと言えます。
構成銘柄の入れ替えは年に一度行われます。

純資産は一定以上あるものの、流動性がかなり低いのが残念ですね。
売りたいときにすぐに売れない可能性があることは頭に入れておく必要があります。

業種別配分

銘柄名 比率
銀行業 12.08%
化学 11.79%
情報・通信 9.37%
建設業 8.86%
その他金融業 6.81%

銀行や化学などが上位となっており、景気の変動を受けやすい比率と言えます。

組入上位銘柄

銘柄名 比率
日本たばこ産業 7.42%
ローソン 5.88%
NTTドコモ 5.03%
ニチアス 4.54%
KDDI 3.48%
阪和興業 3.40%
住友林業 3.36%
オリックス 3.12%
東ソー 3.07%
日本電信電話 2.95%

他の高配当ETFでは見かけないローソンや、11期連続増配中のニチアスが上位となっています。
ただローソンに関しては今期は減配となるため、今後構成銘柄から除外される可能性があります。

また高配当銘柄常連の日本たばこ産業やオリックスにも投資しています。

利回り・パフォーマンスは?

期間別騰落率

期間 One ETF
高配当日本株
ダイワ上場投信
TOPIX高配当40
3カ月 -11.28% -9.7%
6カ月 +3.26% +2.8%
1年 -7.81% -5.5%
設定来 -3.94%

年度別騰落率

期間 One ETF
高配当日本株
ダイワ上場投信
TOPIX高配当40
2019年 +14.2% -2.8%
2018年 -15.2% -16.6%

※2020年2月末時点

配当貴族(連続増配)ETFではないですが、高配当ETFのダイワ 上場投信-TOPIX高配当40指数(1651)と成績を比較してみます。
2019年リターンは本ETFの方が良かったものの、ここ数か月の成績が軟調だったため、過去1年リターンで差を付けられてしまっています。

配当金・分配金は?

決算月 分配金(1口当たり)
2019/10 258円
2019/4 279円
2018/10 213円
2018/4 212円
2017/10 182円

年2回の分配があり、2020年3月28日時点での利回りは年3.53%となっています。
高配当ETFと比べると見劣りする水準ですね。

決算シーズンの3月・9月に近い4月と10月に分配が行われます。

投資家からの評判は?

One ETF 高配当日本株(1494)の評価

One ETF 高配当日本株(1494)ですが、これ一つで連続増配または安定配当株に分散投資できることが評価されています。
配当成長期待の高い成長銘柄に投資したい場合におすすめのETFとなります。

ただ不人気で流動性が低いことや、利回り水準が物足りないことは欠点と言えます。
純粋な高配当ETFを買いたい場合は、NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信(1489)iシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回り ETF(1478)を活用しましょう。

おすすめな証券会社は?

東証に上場しているETFですので、国内ほぼ全ての証券会社で購入可能となっています。

コストを抑えたい場合、50万円以下手数料無料楽天証券松井証券SBI証券を利用するのが最適です。

国内株式型ETF
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