楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)(愛称:楽天・バンガード・ファンド(バランス均等型))は、世界株式と債券に均等に投資が行えるバランス型インデックスファンドになります。
楽天投信投資顧問から、2018年7月20日に設定されました。
【追記】構成銘柄の一つである「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)」の経費率引き下げによって、本ファンドの信託報酬も年0.231%から年0.224%に引き下げが実施されています。
楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)の詳細
投資対象 | 世界株式、世界債券 |
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ベンチマーク | 株式…FTSE グローバル・オールキャップ・インデックス 債券…ブルームバーグ・バークレイズ・グローバル総合インデックス |
購入手数料 | 無料 |
最低積立金額 | 100円~ |
つみたてNISA | 〇:対象ファンド |
設定日 | 2018年7月20日 |
信託報酬 | 年0.224%程度(税別) |
純資産総額 | 7.96億円 |
決算日 | 年1回(4/15) |
信託財産留保額 | なし |
償還日 | 無期限 |
為替ヘッジ | 債券のみあり |
投資形態 | ファミリーファンド方式 |
運用会社 | 楽天投信投資顧問株式会社 |
楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)の特徴
楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)は、株式と債券を均等に投資可能なインデックスファンドの中で、最も低い信託報酬であることが特徴です。
全世界株式のベンチマークであるFTSEグローバル・オールキャップ・インデックスは、日本を含む先進国や新興国株式の小型株~大型株で構成されています。
構成銘柄は全部で約47ヵ国・約7,800銘柄(市場時価総額98%以上)にもおよび、まさに全世界株式指数の代表格となっています。
債券ベンチマークのブルームバーグ・バークレイズ・グローバル総合インデックスは、1年を超える満期である各国の政府債や国債、社債を投資対象としています。
日本を含んだ世界の債券で構成されていることから、グローバル債券指数の代表格です。
投資対象はバンガードファンド2本で構成
本ファンドの構成銘柄は、「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)」と「バンガード・グローバル・ボンド・インデックスファンド」のバンガードETFを通じて投資を行っています。
世界における分散投資の代表格ETF「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF」、世界債券に幅広く投資が行える「バンガード・グローバル・ボンド・インデックスファンド」の2本を均等に投資しています。
また債券部分は為替ヘッジありとなっています。
ヘッジコストは掛かってしまいますが、為替リスクを抑えて海外債券に投資したい方には最適なファンドと言えます。
海外ETFの場合、手数料が高いことや自動で分配金再投資ができない・課税されるといった、手間とコストの面で欠点と言える部分がありました。
本ファンドは基本的に分配は出さない方針であり、購入手数料無料、日本円で買えることもあってバンガードETFよりも優位性が高いことになります。
組入銘柄
銘柄 | 比率 |
---|---|
バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT) | 50.1% |
バンガード・グローバル・ボンド・インデックスファンド | 49.9% |
短期金融資産など | 0.02% |
ETFの組み入れ銘柄は?
世界株式
銘柄 | 比率 |
---|---|
アップル | 1.6% |
マイクロソフト | 1.3% |
アルファベット | 1.2% |
アマゾン | 1.1% |
バークシャー・ハサウェイ | 0.7% |
JPモルガン・チェース | 0.7% |
フェイスブック | 0.7% |
ジョンソン・エンド・ジョンソン | 0.7% |
エクソンモービル | 0.6% |
テンセント | 0.6% |
全8,078銘柄に投資を行っています。
上位10銘柄の比率は全体の10%以下と、幅広い銘柄に分散投資されていることがわかります。
債券(国・地域別)
国・地域 | 比率 |
---|---|
アメリカ | 40.7% |
日本 | 11.8% |
フランス | 6.5% |
ドイツ | 5.6% |
イタリア | 4.1% |
カナダ | 3.8% |
イギリス | 3.1% |
スペイン | 2.9% |
国際機関 | 2.4% |
その他 | 1.9% |
格付 | 比率 |
---|---|
AAA | 41.5% |
AA | 16.0% |
A | 23.7% |
BBB | 16.8% |
格付なし | 2.0% |
銘柄数 | 10,140 |
---|---|
最終利回り | 2.3% |
平均クーポン | 2.7% |
平均残存期間 | 8.8年 |
平均デュレーション | 6.8年 |
全10,140銘柄に投資しています。
平均クーポンは2.7%、平均残存期間は8.8年となっています。
利回り・運用成績は?
期間別騰落率
期間 | 楽天・インデックス バランス |
セゾン・バンガード グローバルバランスファンド |
---|---|---|
1ヵ月 | +3.4% | +2.3% |
3ヵ月 | +0.1% | -1.1% |
6ヵ月 | -3.1% | -4.6% |
設定来 | -3.3% | – |
※2019年1月末時点
ベンチマークは異なりますが株式と債券に半分ずつ投資している、セゾン投信の「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」と比較してみました。
ここ半年のパフォーマンスは楽天・インデックス・バランス・ファンドの方が上回っています。
分配金は?
まだ決算を迎えておりませんので、後日追記します。
個人投資家の評判は?
発表時に「これだ」と飛び付いた楽天インデックス・バランス・ファンドの資産額が全然伸びてこなくて悲しい。しかも自分が選んだのは一番不人気な均等型。繰上償還におびえながら今月も積立完了。
— さるちえを (@investor_saru) 2020年2月18日
楽天・インデックス・バランス・ファンド、債権50%の均等型にしとけば良かった。
あと野村つみたて外国株投信の方は解約してハイパーインフレ狙いで少し金ETFに— のんこ証券 (@rarirururu64000) 2018年12月13日
人に勧めるなら、配当再投資・リバランスの必要なし、円建てで買えるこの辺かな。経費率割高だけど。
楽天・インデックス・バランス・ファンド (株式重視型 株式70%:債券30%)
楽天・インデックス・バランス・ファンド (均等型 株式50%:債券50%)— 神谷政敏 (@kamiyamasato4) 2018年9月15日
楽天・バンガードのシリーズは注目を集めていますが、
全世界と全米以外のファンドは総資産額が少ないですね。
楽天・インデックス・バランス・ファンドも、
もうすぐ1か月経つのに驚くほど総資産額が少ないです。
繰り上げ償還されない事を祈るばかりです。— グレープ (@2000Grape) 2018年8月14日
楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)の評価
楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)ですが、低コストで気軽に株式と債券の均等投資が行えることが評価できます。
同じ資産配分であるセゾン投信の「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」を意識していること間違いなく、本ファンドは半分以下のコストで運用可能となっています。
株式のみ投資するのはリスクが高いと感じていて、株式と債券に50:50とシンプルに世界分散投資を行いたいニーズは高いと思います。
リバランスを自分でやるのが面倒でほったらかしで投資したい方には、おすすめのバランス型ファンドと言えるでしょう。
楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)を購入できる会社はこちら
現在は下記のネット証券等での取り扱いが決まっております。
今後もネット証券などでの取り扱い拡大に期待したいですね。
販売会社 |
楽天証券 SBI証券 マネックス証券 岡三オンライン証券 カブドットコム証券 松井証券 ジャパンネット銀行 |
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