MKB2024

―― MK1のBLOG.

平和祈念展示資料館

2022年08月15日 | 戦中/戦後史



 平和祈念展示資料館



 新宿住友ビルの33階にある戦争・引揚げ・戦後強制抑留に関する入館無料の資料館で、2018年3月にリニューアルオープン。

 館内の展示品について簡単に紹介します――。



 戦争・引揚げ・強制抑留



【兵士】

 「兵士コーナー」では、軍服や軍隊手帳をはじめ、日誌、郵便物、弾除けのお守りなど、軍での生活の様子がわかる資料が展示されています。






【海外からの引揚げ】


 「海外からの引揚げコーナー」では、引揚船の模型や引揚げ証明書、引揚げ時の子供たちの様子を撮影した写真、引揚船の中の様子を再現した体感展示などがあります。






【戦後強制抑留】

 「戦後強制抑留コーナー」では、シベリアの強制収容所での生活の様子を再現した体感展示、森林伐採時に使った鋸切りや着ていた上着などを展示。

      






【映像シアター/図書閲覧】

 映像シアターや図書閲覧コーナー、情報メディアコーナーもあり、入口には持ち帰り自由の漫画も置いてあります。


      




 編集後期



 終戦後も帰国できず、シベリアの極寒の地に線路を敷設するために、乏しい食糧と劣悪な環境下で奴隷的な強制労働を強いられた日本人たち。

 帰国が始まったのは、終戦から1年4カ月後の1946年12月からで、日ソが国交を回復する1956年末まで帰国できない人もいました。

 体感展示という実寸大で当時の様子を再現したジオラマもリアリティがあり、シベリアに抑留された兵士たちの底なしの絶望感を疑似体験できます――。



【記事/画像引用】「平和祈念展示資料館

 

この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 知覧特攻平和会館 | トップ | 千鳥ヶ淵戦没者墓苑  »