息子が3歳3ヶ月の時に書いた記事の続編です。
息子6歳、小学校1年生になりました。
↑この記事を書いてから約3年が経ちました。
入学した小学校も5月までは休校で、休校中にそんな話になった時には
「ママとは二十歳になるまで手つなぐよ！！」
なんて言ってくれたんです。
私も「二十歳までママと手を繋いでたらそれはそれで問題だけど、嬉しいよ！」なんて。
そしてその日は突然やってきました。
6月に入り、登校班での登校が始まりました。
帰りは同じ登校班の班長さんと1年生で下校してくるので、朝の集合場所まで親がお迎えに行きます。
息子達が帰ってきて、班が解散し、息子と家へ戻ろうとしたその時。
私はいつものように、
当たり前のように、
手を出しました。
瞬時に手を繋いでくる次の行動を疑うこともなく。
・・・・・？
ん？
私の手は差し出されたままで、息子は手を繋いでくれません。
「手、つながないの？」
「うん！手、つながなくてもいいでしょ。」
とクールな返答。
「え？なんで？なんで？」と、彼氏を問い詰めるかのような食い気味の問いかけ。
「もう小学生だし。恥ずかしいから。」
(´；ω；`)
なんだ？この寂しさは。
つい先月まで二十歳まで繋いでくれると言っていたヤバい奴が、なぜ6歳で打ち切りなのだ。
こんなにも早く打ち切られるくらいなら、二十歳まで手を繋いでくるヤバい息子でいい。
もう少しそのちっちゃな手を繋いでいたいんだよ。
こんなにすぐに成長しちゃうのか。
恥ずかしいという気持ちが芽生えるのか。
それも成長の証なんだけど。
つい数ヶ月前までは、幼稚園にパパと歩いて登園していて。
私はベランダから2人が角を曲がるまで見送って。
息子も、その角を曲がる時にベランダの方を振り返ってくれて、30ｍくらい距離があるのに大きな声で
「いってきまーーーーーす！！」
と叫んでくれて。
私もその声が聞こえたら、「聞こえたよ」の合図で両手で丸を作って。
それを見て息子は幼稚園に向かうという毎日だった。
30ｍ先から大きな声で叫んでくれることも、もう今は「恥ずかしいから」ってやってくれないんだろうな。
そういえば。
今のマンションに引っ越してきたのが約8年前。
その時の私は新婚で子どももいなかったけど、お隣に住んでた4～5歳くらいの男の子に挨拶をしたら、その男の子が
「こんにちは。（ねぇ、ママ、あの人は誰のママ？）」なんて聞いてる声が聞こえて、すごく可愛いな～と思ったっけ。
うちの息子が入学したから、登校班も隣のお兄ちゃんと同じかななんて思ってたんだけど。
つい先日、見かけたその男の子は
中学生になっていた。
私の中でものすごい衝撃だった。
あの、保育園児か幼稚園児かのような拙い喋り方でママに質問をしていた子が。
もう中学生になっていたのだ。
思春期男子に。
そう考えると、うちの息子もあっという間に大きくなるんだな。
いつまでも小さい気でいるけど、心も体も、すぐに大きくなって、親の手を離れていくんだな。
無条件で手を繋いでくれるのだって、ほんの数年だったんだ。
母は寂しい。
今は成長が嬉しいより、寂しい。
ついこの前赤ちゃんだったのに。
それでも一昨日は。
同じく下校してきて、一緒に家に戻ろうとした時、息子が無意識に私と手を繋いできた。
私はもう嬉しくて、ウザイ彼女みたいに手に力を入れて「ねぇねぇ、なんで今日は手繋いでくれたの？」なんて質問してしまった。
息子、ハッとして「あ・・・」って。
でもそのまま手を繋いでくれてて、今日も無意識に手を。
ふふ。
やっぱりまだ6歳なのだ。
ちょっとクールに見せたくても、本心はまだママと手を繋ぎたがってくれてるんだ。
それが少し伝わって安堵した母なのでした。
でも少しずつ、少しずつ、親離れをしていくんだ。
今回の件で、ちょっと心積もりができた。
改めて息子に聞いてみた。
「いつまでママと手つないでくれる？」
息子「二十歳までって言ってたんだけど・・・」
「うん、二十歳までじゃなくなった？変更になった？」
息子「うん・・・15歳まででお願いしまーす。ちょっと短くなっちゃったけど、許してね。ごめんね。」
「15歳までいいの？？」
息子「うん、でも小学生がいるところでは手つなぎたくないんだ、ごめんね！」
と。
間違いなく15歳よりもっともっと早く手を繋いでくれなくなるけど。
少し猶予を与えられてホッとした母でした。笑
大きくなるのは、もう少しゆっくりでもいいからね。
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