音楽家

【アイデア】のMVと星野源の歴史と作品は重なっている!MVのメッセージにせまる

アイデア星野源

2018年8月20日0時
星野源「アイデア」一斉配信

2018年8月20日4時
星野源「アイデア」MV解禁

とうとうこの時がきた。

毎朝、朝ドラで聴いていたからこそ、そのギャップに震えた。

この曲、そしてMVには今までの星野源これからの星野源がつまっていた。

MVを何度も何度もみているうちに、気づくことも増えてくる。

この記事では、初めて聴いたときみたときの感想から【アイデア】のMVと星野源の歴史と作品を重ねながら追っていきたいと思う。

どうぞ最後までおつきあいを。

「アイデア」を聴いたとき

もう鳥肌。

鳥肌が止まらなかった。

落ち着いたかと思ったら、また鳥肌。

イヤホンで聴いてまた鳥肌。

歌詞を見ながら、

一緒に歌いながら聴いて涙。

 

「アイデア」MVをみたとき

4時圧巻のMV。

今までの星野源がつまっていて

星野源のこれからを想像して

眠れなくなった。

 

星野源からのコメント

星野源からのコメント

星野源としてやってきたこと、もっと言えばSAKEROCKの時からやってきたこと。そして『YELLOW DANCER』以降、作ってきたイエローミュージックというもの。すべてを含み、すべてを越え、すべてを壊し、未来に進むパワーを持つ楽曲、そんなものを作りたいと思いました。

星野源
出典:http://www.hoshinogen.com/special/idea/

この星野源のコメントをみたあとにMVをみたが、まさにそのとおりだった。

今までとこれからのすべてが繋がった気がした。

 

オープニングマリンバ

細野晴臣

星野源がマリンバを始めるきっかけになったのは、細野晴臣がマリンバを叩いている写真を見たのがきっかけだ。

初めて対談連載をするとき、星野源がその写真の細野晴臣のコスプレをして会いに行ったというエピソードもある。

このツイートは当時のものではないが…

二人が初めて会ったのは確か26歳のとき。

自分の声が嫌いで、歌うことに踏み出せなかった星野源に、アルバムを作るように誘ったのも細野晴臣だ。

音楽家 星野源は細野晴臣なくして存在しなかったかもしれない。

そんなマリンバから【アイデア】は始まる。

 

SAKEROCK
Emerald Music

そしてはじまりのアングルは、SAKEROCKEmerald Musicを彷彿させる。

星野源としてやってきたことはSAKEROCKから始まっているのだ。

 

そしてマリンバのマレット(マリンバの先)はドラえもんカラー。

ドラえもんがマリンバをたたいるかのような錯覚にさえおちいる。

ドラえもんの手は白だけどね。

 

YELLOW DANCER
4th ALBUM 2015年12月2日発売

マリンバを奏でる星野源の全身が映ったとき、それはまさしく【YELLOW DANCER】の世界。


ここからYELLOW DANCER以降作ってきた、イエローミュージックの世界が始まる。

 

黄色バック


9th SINGLE 2016年10月05日発売

イエローミュージック最初の世界は恋】。

黄色バックが「おはよう」の歌詞にリンクする。

そして意図していないかもしれないが、歌詞の「夢を連れて」「湯気」は…

「夢を連れて」⇒【夢の外へ】
3rd SINGLE【夢の外へ】

「湯気」⇒【湯気】
1st SINGLE 【くだらないの中に】収録

これらも思い出させてくれた。

 

SUN
8th SINGLE 2015年5月27日発売

少しオレンジがかった黄色バックに移ると、そこは【SUN】の世界。


バックの左には、ビルのようなグレーのペイント。

そして右上からライトアップは太陽の光のように感じる。

 

丸く穴の開いた板

日常
2nd ALBUM エピソード 収録

星野源がこちらに向かって歩いてくるとき、そのバックには丸く穴の開いた板が。

そして穴を抜けるかのように、歩く姿は【日常】を思い出す。

 

さらに考えすぎかもしれないが、ちょっと陽気な歩き方がクレイジーキャッツを彷彿させる。

星野源が大好きで、すべてに影響をうけたといっても過言ではないクレイジーキャッツである。

 

ピンクバック

Family Song
10th SINGLE 2017年8月16日発売

つぎのピンクバックは【Family Song】の世界だ。


と、その前に、ピンクバックに移動する前もみてもらいたい。

その奥の方には、壁に立てかけられたホウキやモップ、ちりとりなどがある。

これらの小道具もあの可愛い【Family Song】のジャケットの世界を思い出させてくれる。

そしてピンクを背に、いつもの星野源のように軽くステップを踏み歌う。

 

雨音
9th SINGLE 恋 収録

咲いた花が弾く雨音

歌詞の【雨音】といえば、星野源が【Live Tour “Continues”】でも披露した曲。

音源とは違うLIVEでのフルートの音色など、アレンジは格別だ。

 

赤いフィルム

フィルム
2nd SINGLE 2012年2月8日発売

ピンクバックのとき、赤いフィルム越しに映る星野源は【フィルム】の世界を思い出した。

フィルムの意味は違うが、単純に赤い透明のフィルムをみたとき【フィルム】だと思った。

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ブルーバック

ドラえもん
11th SINGLE 2018年2月28日発売

星野源が「青空を」と歌うと同時にあらわれるブルーバックは【ドラえもん】の世界。


歌詞も歌声も、まるで未来へ届きそうだ。

 

Crazy Crazy
7th SINGLE 2014年6月11日発売

また、このバックは【Crazy Crazy】も思い出させる。

この曲の歌詞には、クレイジーキャッツのメンバーの名前が入っている。

全員の名前を入れたかったが、全員は無理だったと語っていたエピソードが印象的だ。

 

セグウェイ

LIVE

そしてセグウェイ。

セグウェイといえば星野源のライブ中の移動手段。

ツービート in 横浜アリーナ

Live Tour “YELLOW VOYAGE”

これらのLIVEで軽くのりこなしていた。

【アイデア】のMVでも軽くのりこなす星野源は、光に向かって進んでいく。

その光は【SUN】かもしれない。

そして、スポットライトの当たるステージに下りたかと思いきや…

 

真っ暗な世界

陽からの陰

おはよう 真夜中
虚しさとのダンスフロアだ
笑顔の裏側の景色

独りで泣く声も
喉の下の叫び声も
すべては笑われる景色

生きてただ生きていて
踏まれ潰れた花のように
にこやかに 中指を
出典:http://www.hoshinogen.com/special/idea/

一番の「おはよう 世の中」という陽の世界感から一転、「おはよう 真夜中」という陰の世界まっしぐら。

誰しもが陰の部分を持っているように、星野源にも陰はある。

その陰を表現する言葉と音と映像に、鳥肌がたち息をのんだ。

 

華やかな世界にいるようにみえる星野源だが、そんな彼は人一倍孤独を感じており、今までの苦悩も多かった。

星野源の生き方を笑う人もいたが、生きて、ただ生きて、たとえ踏みつぶされても生きて、心の中では中指立てたりもしながら、踏ん張って生きてきた。

 

ばかのうた
1st ALBUM 2010年6月23日発売 

そして2番の歌詞の雰囲気は【ばかのうた】を思い出す。

さらにいえば2nd ALBUMの【エピソード】もだ。

星野源といえば、今でさえ明るく前向きな歌詞の印象のものが多いが、決してそんなことはない。

彼の陰や闇深さを表現する言葉は胸をえぐり、そして涙させるようなときがある。

まだの人は、ぜひ【ばかのうた】【エピソード】も聴いてみてもらいたい。

 

光る電球

Snow Men
4th ALBUM YELLOW DANCER 収録

暗闇に光るたくさんの電球は【Snow Men】の世界を感じた。

それと当時に明るくなったり暗くなったりするたくさんの電球は、人の心をあらわしているようだった。

みんな悩み苦しみながらも生きてる。

 

31

そして偶然か必然か、電球の奥にあるカメラの番号は“31”

星野源がクモ膜下出血で倒れた歳だ。

光る電球を眺める31番のカメラは、一見明るくみえる世の中を、病床でただ傍観する星野源のようにも思えてならない。

 

赤と白のバック

紅白歌合戦 初出場

星野源の名前が世に知れ渡るきっかけとなったと言っても過言ではない【SUN】

彼はこの曲でひとつの夢だった紅白歌合戦出場をはたした。

まさに、赤と白のバックは紅白歌合戦をあらわしている。

紅白歌合戦のステージは、彼にとって陰から抜け出した陽の世界だったはずだ。

 

そして、ダンサーが踊りだすと黄色のライトが照らされる。

この黄色のライトは【SUN】【恋】をあらわしているのだろうか。

 

トイレットペーパー

まさかのバミリに使われているトイレットペーパー。

思い出されるものは二つ。

化物
3rd ALBUM Stranger 収録

【化物】のMVでは山積みになったトイレットペーパーの前で踊るダンサーが印象的だった。

 

Music Video Tour 2010-2017
2017年5月17日発売 

2017年に発売されたMV集のデザインに使われた。

 

さらにいえば星野源はお腹が弱い。

トイレットペーパーにたくさんお世話になっているというメッセージも込められていたりして。笑

 

紅白バックで踊るダンサー

Michael Jackson
Dangerous

紅白バックで踊るダンサーたちはマイケルジャクソンのDangerousのオマージュか。

今の星野源はマイケルジャクソンなしでは語れない。

それほど星野源の人生に影響を与えた人物である。

 

引き語り

引き語り&House ver.

そして一呼吸おいてから始まる引き語り。


歌詞と声がすぅっと、胸にしみわたる。

音源では、星野源のシングル曲に必ず入る「House ver.」のようだ。

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いつもの仲間たち

バンドメンバー

明転するとそこにはいつもの仲間たちが。

・長岡亮介
・河村“カースケ”智康
・伊賀航
・櫻田泰啓

星野源がもっとも信頼するバンドメンバーたちだ。

もちろん他にもバンドメンバーはいる。

 

そしてバックの白壁は、行く手をはばむような形に。

いや、むしろ行く先を示しているようにもみえる。

 

マリンバとダンサーの光景

化物
3rd ALBUM Stranger 収録

そしてマリンバの前に移動した星野源。

その後ろにはダンサーたち。

この光景も【化物】を思い起こさせる。

【化物】のMVでは初めてイデビアン・クルーが出演した。

 


星野源はイデビアン・クルーからもとても影響をうけているのだ。

 

イデビアン・クルー
不一致

そして喪服姿で踊るダンサーとその背景!

これは間違いなくイデビアン・クルーのオマージュだろう。

 

星野源は20歳のころ、イデビアン・クルーの「不一致」という公演に衝撃をうける。

衝撃的すぎて3回もみにいったというエピソードも語っている。

そのとき彼が目にしたのは、お葬式の白と黒の横断幕を背に、ラテンミュージックに合わせて喪服姿で踊りまくるというものだった。

 

まさにその光景がMVに!

少し斜めに置かれた白い壁とその隙間から出てくる喪服ダンサーは、お葬式の白と黒の横断幕に見える。

そして「不一致」と同じように喪服姿で踊るダンサーたち。

 

ドラの音

旅立ち

ドラは船出のときに鳴らされる。

つまり旅立ち。

ここからはどの方向にも行けるだろうし、いろいろな可能性がつくれたと思います
出典:http://www.hoshinogen.com/special/idea/

新しい星野源の旅立ちだ。

 

Friend Ship
4th ALBUM YELLOW DANCER 収録

船出で思い浮かぶのは【Friend Ship】だ。

LIVEでもラジオでもラストはこの曲。

この曲が流れると「おわりだなぁ」と感じると同時に「またね」と言われているように感じる。

別々の道を進むかもしれないけど、笑顔でわかれ、またいつかどこかで。

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おわりに

【アイデア】のMVと星野源の歴史と作品を重ねながら追ってきた。

このように文章にしていると、あらためて【アイデア】のすごさを感じる。

「すごい」の一言ではあらわすことはできないが、それ以上の言葉がみつからない。

 

たくさんの人、曲から影響をうけたからこそ今の星野源がある。

そしてその星野源の音楽もまた誰かに影響をあたえる。

そして音楽はつづく。

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