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チームメンバーに



「とりあえず そこ立っとけや」


そう言われ


説明不十分のまま


数十分 ボーっと立たされてからドラクエが嫌いになったのですが


さて


新型肺炎の影響で


学校が休校となり


我が家では


子供たちが狂うようにゲームをしてるのですが


香川県の「ゲームは1時間」という条例?の話題を目にします


一応 我が家でも「ゲームは1時間」という鉄の掟をしいているのですが


まあ なかなか言う事きいてくれないですよね


子供の立場から


「なぜ1時間なのか?」という訴えに


母親からの反論できるだけの材料といえば


「目が悪くなる」ぐらいしかなく


仕方がないので父親である僕が

hiro
「あのな お前らの娯楽でゲームより面白いものが無いんだよ。だからゲームをやりすぎると他の遊び全部がつまらなく感じてしまうんや。それが一番の悪なんや」


そう諭すと


子供たちが


「は?」




こんな僕の元に生まれてきてくれてありがとう

歴史は繰り返されるという事で


正直 僕も子供のころは


親から同じ事言われてました


忘れもしません


小学校5年生の春休み


ゲームをしていたら


早めに帰ってきた親父に


3階の窓からファミコンを投げられ


向かいの家の屋根の上に乗りました


視界が灰色になったのはこの時が初めてです


こんな辛いことってありますか?


すぐそこにファミコンがあるのに何て遠いのでしょうか


2コンがだらしなく垂れさがり


雨が降れば水浸し


朝にもなれば鳥が羽をやすめ


僕のファミコンは屋根の上で


四季を超え


天空の城のロボット兵みたいになってるんです


このトラウマのせいで


今では血の繋がってない義母の入浴シーンを覗く受験生のAVばかり見てしまいます


話は脱線しましたが


まあ「ゲームすんな」と毎日叱る側も嫌なんですよね


そこで


嫁が


今流行りの


「ママペイ」を導入しました
手紙

ママペイとは


ママの考えたお題の家のお手伝いをするとポイントがもらえて


ポイントをためるとゲームがプレイできるという


カイジで言うとこの1日外出券みたいなもんです


例えば


・お風呂を洗う・・30ペイ


・勉強をする・・20ペイ


・部屋を片付ける・・20ペイ


200ペイ貯めるとゲーム1時間みたいなね。


これを導入してから


子供達自身も楽しみながら家の手伝いをし始めました


朝からゴミ出しやトイレ掃除もやるようになりました


もうこうなってくると


少々ゲーム時間が長時間になっても叱れませんよ


頑張ってるからね



ただ導入してからというもの


僕がゲームしようとすると


子供たちが


「あのおっさん何もしてないのになんでゲームしてるねん」みたいな空気を出しよるんです


「そもそもあいつ誰やねん」そう言われてる気がします



あの日


美しい放物線を描いて舞ったファミコン


あれから僕は成長したのだろうか


あの日と同じ春の風が今日吹いてます


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