知る人ぞ知る、というかランナーにはかなり有名な本「ゆっくり走れば速くなる」
やっと最近になって読みました。この本に興味のある人は大抵「本当にLSDだけで速くなるのか?」とか「ゆっくり走るだけで速くなるなら苦労しねぇよ」とか思っていると思うのだけれと、読んで実践してみた私の感想は「正しいLSDをきちんと継続していなかった人なら十分に速くなる」です。
初心者ランナーの多くが勘違いしているLSD
たぶん、初心者ランナーの多くは、この本を読む前の私と同様に「LSD」を勘違いしていると思います。LSDとはロング・スロー・ディスタンス、つまり低速で長距離を走るトレーニングですが、初心者ランナーの多くは、いつものジョグよりなんとなく遅いペースで走れば、それがLSDだと考えています。しかし、残念ながらそれはLSDではなくただのジョグ。初心者ランナーの多くはこのことに気づいていないのではないでしょうか。
キロ6〜6:30で走ることがLSDではない
本当のLSDとは少なくとも心拍数がガーミンで言えばゾーン2以下、またはゾーン1を常にキープして60分以上走り続けなければ効果はありません。よく「LSDはキロ6分〜6:30くらい」なんて言っている人を見かけますが、同じペースでも走力や体力に個人差がありますので、それはちょっと違うんです。
本当のLSDはキロ5で走るより辛い
この本を読んでから初めて180分LSD(心拍ゾーン2)にチャレンジしましたが、本当にきつかった。ペース的にはキロ6:30〜40くらいだっと思いますが、キロ5で180分走るより断然辛かったです。で、この時ににわかったのですが、途中、辛いと感じ始めた部位はいつもフルマラソンで辛くなる部位でした。
LSDを3ヶ月継続した結果
その後もラジコでオードリーのオールナイトニッポンやハライチのターンなどを聞いて気を紛らわせながら、かつ腰落ちしないようフォームに注意をしつつ、LSDトレーニングを続け、はや3ヶ月が経過しましたが、今ではすっかりフォームも安定して180分LSDもなんなくこなせるようになりました。
まとめ
私を含めたほとんどの初心者ランナーは気持ちよく走ることが大好きで、地味なLSDをやりたがらない傾向があります。確かに自分の得意なペースで走ると楽しいし、なんとなく速くなった気もします。しかし、フルマラソンのような長距離走をケガをしないで長く続けようと思うなら、やはり自分の器を大きくするLSDは絶対に避けて通れないトレーニングであることを今回、この本を読んだおかげで身を持って知りました。これからもLSDをトレーニングの中心にしてポイント練習を組み合わせていこうと思います。私のようにすぐにケガをしてしまう人には特にLSDはオススメですよ!