これだけでダイアゴナルランが何のことがわかる!解説と練習方法のご紹介 - 陸トトのジュニアサッカートレーニング日記

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2018年6月14日木曜日

これだけでダイアゴナルランが何のことがわかる!解説と練習方法のご紹介

足元の技術だけでは良いサッカー選手とはなれません。
戦術の理解力や動き方といったオフ・ザ・ボールの動きが年齢が上になればなるほど重要となってきます。

そこでコーチ達に「追い越す動きをしろ!」「ディフェンスの間を通せ!」「顔を出せ!」など言われたことがないでしょうか?

その意味がわからなければ、他に応用すること無くただ言われたままに動いてしまうことも多いかと思います。

それでは、発想力のある良い選手にはなれません。
必ずなぜ?ということがわからなくてはいけません。

そこで、今回はこれらの動きにつながるダイアゴナルランを行う理由と練習方法についてご紹介したいと思います。

ダイアゴナルランとは

ダイアゴナルラン(diagonal run)とは、オフ・ザ・ボールと呼ばれているサッカーで言うボールを持っていないときの動きの一つで、ボールを保持している味方選手に対して斜めに走りながらパスを貰う動きのことを言います。

解説は以下の動画詳しいです。


主に、攻めるときに多く使われ名前を知らなかったとしても自然とダイアゴナルランを行っているプレーヤーは多いでしょう。

ダイアゴナルランのメリット

ダイアゴナルの動きはボールを貰う動きとしては基礎となる部分なのでメリットは様々です。

マークを外すことができる


ディフェンスはマンツーマンでマークをしない限り、自分のポジションに近い相手をマークをしながらゴールを守ります。

そのため、マーク対象者が横へ動くと自分がそのままマークをつくべきか、それとも味方に受け渡すべきか迷ってしまうのです。

その迷いが一歩を遅らせ寄せが遅くなり、攻め手としては相手を振り切れるという事態になるのです。

スペースを作ることができる


斜めに動くことでマークする人は、釣られてついてきます。
すると相手と仲間が移動した場所にスペースが空くので、その場所を利用します。

そうすることでフリーな時間が増え次のプレーの精度が向上するというわけです。

ボールとゴールを視野にいられる

また、斜めに動くことでボールの出所と、ゴールを両方見れることになるので、視野が広がり次のプレーをしやすくなります。

この視野が広くなることは重要で、次のファーストタッチをどのようにしたらよいか考える元となるのです。

オフサイドになりにくい

これも同様な理由で斜めに動くことで相手ディフェンスラインも見ることができ、尚且横の動きは出し手とタイミングがずれた場合でもオフサイドになりにくいというメリットがあります。

ダイアゴナルランのポイント

  1. 首を振って前を見ることができるときは自分をマークする選手がいない方向へトラップします。
  2. 首を振って周りを見る時間が無い場合は、前を向いている選手へボールを渡します。
  3. ボールを貰うときは、相手と相手の間で貰うことを意識する。

練習メニュー

ダイアゴナルラン専用の練習というのは、あまり見かけません。
基本的には動きながらの練習にダイアゴナルランの要素を組み込み自然と学ぶような形となります。

ダイアゴナルランのシュート

単純なポストシュートではなく、ダイアゴナルランの動きを加えた形のシュート練習です。

  1. センターサークルあたりからポストプレーヤーの欲しいタイミングでボールを当て(パス)ます。
  2. ポストプレーヤーはダイレクトでパスを貰った相手に渡し、ダイアゴナルランの動きをしサイドに広がります。
  3. ボールを受けた選手は、ポストプレーヤーの動きを良く見てタイミングよくパスを供給します。
  4. ポストプレーヤーはトラップし、シュートを打ちます。

指導ポイント

ダイアゴナルランの反復練習ですが、適当にやっていると機械的な動きとなってしまいます。
パスを供給する側で大事なのは、タイミングを合わせるということです。
また、受ける側としては全てダッシュするのではなく、ボールを貰うタイミングでスピードを上げることが大事です。

ダイアゴナルランのパス回し

次にご紹介するのはダイアゴナルランの動きにスポットを当てたパス回しの練習です。

  1. 4つのコーンまたはマーカーを使いグリッドを作ります。
  2. ボールを持っている選手の所に2名並びます。
  3. 選手が回る方向を決め、最初に対角線上にパスを供給します。
  4. パスを出した選手は最初に決めた回る方向のコーンへ走ります。
  5. 対角線上でパスを貰った選手は、回る方向の逆方向へボールを落とし、最初に決めた回る方向のコーンへ走ります。
  6. ボールを落とされた選手は対角線上へパスを供給します。
  7. 繰り返します。

指導ポイント

難易度としては中級程度で、低学年の小学生には少し難しい内容となっております。
ここでの大事なことはダイアゴナルを使ったパス回しの動き方を覚えるということです。

最初はトラップしても良いから丁寧に実施し、その後ダイレクトでできるようにすると良いです。

ダイアゴナルランの利用シーン

試合で多く使われるのが、サイドのオーバーラップの動きと、相手陣地内でのダイアゴナルランからのスルーパス後のシュートです。


スペースを上手く使うことで相手を崩しフリーでシュートが打てれるようになります。
日本代表では岡崎選手が得意とする動きですね。

終わりに

ダイアゴナルランの動きはオフ・ザ・ボールの動きとしてとても重要です。
小学生で言えば高学年あたりになった際には足元の旨さだけでなくこういった動きも求められます。

そのときに、今回ご紹介した簡単な動き方から順を追って練習させ、サーバ含めた4対4などに発展させ試合でも応用してできるようになっていければと思います。
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