~そのまんまで いいよ & ゆっくりしいや~

だありんはNOW回復中!の若年性アルツハイマー病。失行 失認識 失語からの復活どこまで行けるかやってみなけりゃわからない

はなの色はかわらず

2024年04月18日 | 若年性アルツハイマー病

今年はおそめの桜
パッと咲いてすぐに散ってしまったけれど

車いすで
桜さく川辺に
お散歩に出かけることができた

一緒に眺めた
40回目の桜をここに保存

 

 


MUSICA 60歳になりました

2024年04月03日 | 若年性アルツハイマー病

私たちは生きています。

2023年は
しょっぱな
家族そろってコロナ罹患からの
だありんが重症肺炎
ICUで崖っぷちの闘いを経て
2カ月後にボロボロながら退院しました

その後
MUSICAのMACに二次感染が見つかり
2人そろって自宅療養の日々です

もう一度
桜が見られるか
そんな冬を越えて
なんだか
昨年の春よりも元気に
桜の季節を迎えたような気がします

だありんは
闘病10年を超え
MUSICAは還暦を迎え
何度ももうだめかもを越えて
なんとなく
またもや医療の常識を
覆してしまったっぽいです

そうして2024年

孫ちゃんが誕生して
MUSICAとだありんは
ばばりん と じじりん になりました

不治の病
それがどうした
MUSICAとだありんは
愉快に生きています
思うようにならない身体でも
それなりにできることは見つかります

6月の
だありんのお誕生日ごろを目標に
畳のさろんコンサートを再開できたら最高だと思っています

今回は生存確認まで


終わりの日は突然やってくるかもしれないということ

2022年12月31日 | 若年性アルツハイマー病


突然だった
いつものようにピアノを弾いて歌を歌って
妙におなかが減って
あれこれたくさん間食して

エネルギー充填したし
さあ、気合入れて晩御飯つくるぞ
そう思えど
もう、身体がうごかなかった

最高に元気だったあの日
何でもできたあの日

すぐにまた戻れると
待って、待って、待って

「熱がひいてから受診してください」
呼吸器の予約はキャンセルになり
熱が完全下がるまで2か月かかり

ようやく受診して
X線の画を見て理解した

もう、もとには戻らない

明日のことはわからないもんだな

それから1か月
この体を乗りこなす術が
ずいぶんうまくなった

だありんも大きな変化なく

二人とも戻れないなりに
新しい年は前を向いて進めそう
ということで
今年の締めといたします

ふくらんでいくエントロピーを処理しきれてない実感はなかなかに絶望的

2022年12月29日 | 若年性アルツハイマー病


今年も残りわずかになりました
2022年、どうやら無事に生きて終えることができそうです

だありんは相変わらず
毒性物質の大量排泄による体躯のコントロール不全に苦しんでおり
夏に始まったMUSICAの不調は
不明熱という形で行きつ戻りつ
そうこうしているうちに
肺機能ががたっと落ちてしまいました

明日目が覚めたら
普通に動ける身体に戻ってるかな

そう思いながら眠り
重い身体のまま目覚めることを繰り返す
これはなかなか厳しいです

それでも起き上がって
生活は続けなければなりません

だんだんと
元気だったころの記憶が薄れ
何もできずに一日が終わることが当たり前になり
それでも
目が覚めたら、、、と思いながら眠る

じりじりと進行していく病気と闘ってきた
だありんの十数年はこの繰り返しだったんじゃないだろうかと
今さらながら思っています

MUSICAの肺に巣食う細菌の培養&特定ができるのは
1月の末までかかります
治療についてはそれから詰めていくことになります

年が明けると
だありんの診断から9年がやってきて
10年目の闘病生活に入ります

カドミウム、鉛、ニッケル、パラジウム

いくつかの金属は出し切れたようで
眼球の動きや言葉の聞き取りが復活し始めています

大量排泄が長期間続いているのに
いまだに出し切れないヒ素、タリウム
命を脅かす猛毒たち
一体どこにどれだけの沈着&蓄積があるというのか

そして

とうとうお出ましのラスボス、水銀が
だありんの運動機能を奪う

闘病十年目
ますます厳しいことになるのかもしれません

どんなにおいしいものを食べて
どんなに大好きなことをして
どんなにゆっくりと眠っても
身体がどんどんと負の方向へ傾いていくことを
阻止できないで従うしかないのは
なかなかに精神力をそがれます

生きる
むずかしいことです

いとも優しきリアル世界

2022年10月03日 | 若年性アルツハイマー病


夏が過ぎて
暑すぎず寒すぎず
これなら車いすでお外に出ることもできそう

例のごとく
突然思いついた

思いついたらやってみずにはおられない

お玄関の段差にスロープかけて
だありんを車いすにのっけて
どうするんだっけ????

4月の終わりに
一度使っただけだったから
せっかく教えてもらった手順わすれてしまってる

「すみませーん、ご迷惑おかけしてまーす」
MUSICAがおたおたと危なっかしくやってると
通りがかりの人が声をかけてくれる
「急がないで大丈夫ですよ」
「とびらを開けておきましょう」
「いっしょに押しましょうか?」

いやあ
ほんとありがたいです
たすかります

よっこらしょ、よっこらしょ
まだまだ伸びしろいっぱいの車いす操作で
スロープ押し上げるのはなかなか大変

「大丈夫ですか?やりましょうか?」

声をかけてくださったのは
小さなお子さんの手を引いて
抱っこ紐で赤ちゃんをだっこのおかあさん!

なんと、まあ!
がんばるおかあさん、あなたを助けてあげたいわ!!

ほんの少し頑張って外に出てみると
やさしさがいっぱいだった

お庭掃除一緒にやれたし
踏切わたるコツもつかんだし
電車も乗れたし
コンビニでお買い物もできた

リアル世界がこんなに優しいなんて
けっこうびっくりもの

秋、紅葉の季節が来るね
だありんが大好きだった山道のお散歩は難しいけど
お外で過ごせる時間をたくさん作れると思うんだ

階段を踏破したので ひさしぶりに二階の景色の中にいます

2022年09月19日 | 若年性アルツハイマー病


吸着排泄終了して
メンテナンスに入って3日
だありんは露骨なほどに調子がいい

解毒は亢進したままなので
また排泄間に合わない大量遊離が来るかもだけど
しばしの休息、若干の回復が期待できる期間だね

ここ1か月ばかり
断続的にやってる階段のリハビリ
今日はすいすいと上がれて
あれれ
2階へ到着してしまいましたとさ

久しぶりの2階をパトロール
ずっと興味も示さずお部屋の存在すら忘れてた
書斎の方へずんずん

OH, NO!
お部屋は物置と化している

だけど
本棚も机の上もオーボエも
だありんがつかってたそのまま
大好きなものたちがいっぱいの空間ね
また使えるようになるといいね

夏場の暑さを逃れた1階は
お風呂もキッチンもピアノもチェンバロも
とっても快適なのだけれど
冬の底冷えはきびしい

今せっかくいい感じの音楽療法
寒くなって2階にお引越しするまでに
日常的に階段使えるようになってなければ
あきらめるしかないから
イチかバチかのオニ特訓ってわけ

そう、これはね
身体機能のみのことではなく
テクニックや介助用具の工夫
PT氏や福祉用具さんも巻き込んでのプロジェクトなのだよ

夏が過ぎてマイペースのだありんとMUSICAの憂鬱

2022年09月14日 | 若年性アルツハイマー病


あと4か月で
初診からかぞえて9年が来るな
まだまだ治してやるとぞジタバタしてる

それにしてもいろいろとやってくるもんだ

冬から春にかけて
ぶあつい角質がポロポロとれて
いったんきれいになりかけてたはずの足の裏がまるで金属アレルギー
ようやく正常になったかと思っていた血圧が下がってしまって爪が紫色

また毒性物質が暴れてるよねって様子を見ていたら
昼間にやたらと寝落ちするようになって
これはヤバいでしょと始めた緊急排泄があと2日

排泄プロトコルはスケジュール管理がたいへんで
右往左往してるうちに夏が終わてしまったよ

ここにきて血圧が戻って足の皮膚炎も落ちついてきて
やっとこ少しだけ調子がいい
スカスカと息しか出なかったお返事
久しぶりにちゃんと声が出たり
使用不能だった右手に握力が戻ってきたりしてる

そして待っていた検査結果が返ってきてこの夏の結果がそろった

まあ、ハデですね

これだけ出てきたのなら
セカンドバーストもそろそろピークアウトじゃないかと期待してたんだけど
まだまだどんどん出てくるわよとY先生からのコメント
そして
出せるようにメチレーションサポートもっと強化しましょうと提案

まだまだか
息切れしないようボチボチ進むしかない
しんどいけどね

8月のはじめに調子くずして喀血してから
げっそり体重落ちちゃってたMUSICAもようやく戻り始め
気管支がゼロゼロするのはとれないけど
肺の音がキュンキュンいうのはなくなった
けど
まだ本調子ではないんだよな
苦しいのでちょい憂鬱である

だありんは
のほほんとマイペースでやってる
いいかんじである

議題は「ポストセカンドバーストのケアについてのイメージを共有する」

2022年09月12日 | 若年性アルツハイマー病


ケアマネさまにお願いして
介護チームの皆様に集合をかけていただきました
いわば担当者会議

議題は「ポストセカンドバーストのケアについてのイメージを共有する」

メチレーションケアの成果あって始まった
身体に沈着していた毒性物質の大量噴出
まったく終わる気配なく
だありんの身体を副反応が傷めつづけて
そろそろ1年になるかという...

大量噴出は2回目

1回目は2年ばかり前に苦しいながらも無事に通り過ぎて
だありんにひとときの回復を連れてきて

今回のはそのあとにおとずれた毒性物質大量噴出
つまりセカンドバースト

そんなわけで
要介護5ライフとなっての半年間は
まるまるセカンドバーストの真っただ中なので
なんと言いますか
ケアスタッフの皆様がそれぞれの場面で
アルツハイマー病というには何ともおかしなだありんの様子を
それぞれの距離感で体験してくださってる状態になってきて

ここらでイッキたねあかしをして
セカンドバーストの行方を
チームとして支え見守る体制作りのお願いするチャンスよねと
無理を言って時間を作ってもらった次第

資料作って
おしゃべりの練習もして
時間もはかって

超うまくいきました

それぞれの専門目線からの質問や状況に合う提案や
ガッテン引き受けたとの反応がもらえて
バンザイです

もう一人で悶々としなくてもいい
これまでよくがんばったぞ、あ・た・し!

今回ちゃんと説明するために
6年のあいだ続けてきた対策と成果と目標と
徹底的な見直し作業をして
3型アルツハイマー病がどれほど凶悪な病なのかを
あらためて確認することにもなってしまって
ゲッソリしてしまったりもして

パソコン操作や動画づくりや
あれやこれや
いっぱいエネルギーいりました

解毒負けしそうになるたびに
緊急排泄対策をして
まったくもってほうほうのていで
いったいいつまで続くのやら

この大量噴出が終わるとき
治癒へのみちが開けるのか
それとも
解毒のダメージに打ちのめされて
修復不能な状態になってしまっているのか

どっちに転ぶかまったくわからない
そういった内情を理解した専門的な目と頼れる手が
今後のセカンドバースト進行を支えてくれるのは心強い限りです

さらにセカンドバーストが過ぎたときに
回復の喜びを分かち合う未来になるとすごく嬉しいのですがね

またしても傾いてる

2022年07月24日 | 若年性アルツハイマー病


運動能力の復活の波に乗ったかと思いきや

約1か月ぶりに傾いている
今回は右向き

左にも傾くのかな

からだの傾きは脳内の水分分布によるんですけどね。。。
普通は片方だけで右や左や交代する話は聞いたことがない

とマッサージの先生

いやいやいや
もうここ4年ぐらいずっとなんですけどね
右や左や
そしてまたまっすぐに戻る



もどるっていうのも知りませんね
脳の症状ならそんなにくるくる変化しないはずなんですが



前回は右に2日、左に3日
ロッキングチェアごと横転して
ベッドと壁の隙間にはさまったり

その前の時は
前へ進めなくて
車いすでグルグルその場回転

階段から落っこちて救急搬送ってのもあったな

さらに遡るとお散歩道で歩けなくなって遭難etc.....

1年ぐらい前なら
傾くと興奮状態でひたすら歩き回り

歪んだ世界から逃れようとしてたのかな

ここ数か月は
傾くたびに動く意欲がおおきく低下
反応も薄くなってたけどね

そりゃそうだな
本人的にしんどいよね
介護も大変だけれど

脳内の水分ねえ
脳の血流がグワーッと変わるのかしら

今回は眼の光変わらず
誘導すればきちんと身体が使える
少々表情が険しいけれど

立てなくして
寝そべったところから視界を確保して
寝返りして、ハイハイして
発達をやりなおすために
脳が起こしてる現象だと思えば
ちょっと楽しい

椅子から落っこちたらあぶないから
畳のさろんコンサートはしばらくお休み
その分床でのトレーニングの時間にしようかな

1F生活2か月、進化するMUSICAと迷走するだありん

2022年07月21日 | 若年性アルツハイマー病


シャワーチェアを使っての入浴も手慣れたものになり

キャリーやキャスター付きの椅子を駆使して
移動していたレッスン室や畳のさろんへ
余裕で歩行誘導でつれて行けるようになった

われながら大したもんだと思う

レッスン室の窓辺は特等席
木漏れ日ゆれるお庭
その向こうに発着するバス
ピアノの生演奏付き
畳のさろんからは
週2回のペースで配信をする
だありんの記憶にヒットしそうな曲を選んで
30分間ぐらいのぶっつけミニコンサート

結局のところMUSICAが楽しんでるんじゃん
そう思わなくもないけどまあいい

メチレーション続投しながら
神経再生誘導因子の匙加減

結局あきらめるタイミングのがしてしまったから
続けてる限りはなんかどっかよくなって来ないかなと
期待しながらだありんの様子を見守ってる

立ち上がりや
歩行がスムーズになって
まなざしに表情が宿り
視線でコミュニケーションできるようになり

関わってくださる方々がお世辞半分に
「なんか調子いいですね」
「最近若返ってきましたね」
なんて言ってくれるけれど

声が出ないし

言葉は全くしゃべれないままだし

足の裏に
またまたひどい金属アレルギー症状が出てくるし

バランス失って身体が傾斜するし

また毒素が駆け回ってるのかもしれない
シナプスが茂り過ぎて信号が混乱してるのかもしれない
まあ、なんともいえないところ


ひとまずこの辺で
メチレーションの具合と
毒素負荷の様子を
検査でたしかめてみる

シャワーチェアびしょぬれ問題の発展的解決

2022年06月13日 | 若年性アルツハイマー病


日々二人でのチャレンジが続く
こんなに快適なら
もっと早く1Fに降りてくればよかったかな

ちがうな

目線や唸り声で
意思疎通ができるようになったこと
動けないなりに
協力的に身体を預けてくれるようになったこと

つまり
生きる意欲を取り戻しただありんが
何とか生活しようと頑張ってくれてるから
毎日が充実している

実際だありんの頑張りはスゴイ

スゴイけれど
がんばったところで
トントンとできることが増えたりはしない

というわけで
MUSICAの出番になるのだ
日々介助テクニック向上に努める

立ち上がりの意欲はあれど
いつでも成功するわけじゃないだありん

いくつもの介助パターンで
ホイと立たせてあげられるようになった

落っことしたら最後
ぜったいにもち上げられなかった
そんな1月のことが噓のように
MUSICAは華麗に成長を遂げたのだ

そして

そうだきっとできるぞと
思いついてしまった

もう2度と入ることがないと思ってた
おうちお風呂にチャレンジ

シャワーチェアで洗ってから
バスタブのへりに腰かけて
よっこらしょのくるりとな

いうこときかない身体だけれど
意欲があるから方向づけして支えてあげれば
するんとお湯に入ることができた

そしてだな

だありんがお湯の中で寝そべっている間に
シャワーチェアの水気をとればいいじゃないか

いい具合にゆであがっただありんを
後ろからかかえてよっこらしょと
バスタブにすわらせて
そこでだありんの水気をとって

シャワーチェアに移乗したらば
さっとTシャツ着せて
そのままお部屋までコロコロ......
おして行くまでもなく
歩いてお部屋に帰れてしまった

けど

歩けなくても
この要領ならうまくやれるね

私たちは
ひとつ生活を取り戻したよ

医療マッサージの施術が神の技だったという件

2022年06月09日 | 若年性アルツハイマー病


まさかこんな展開になるなんて

始まりは義母の提案だった

硬直してしまった身体が
少しでも楽になるように

20年近く義母がお世話になっている
訪問マッサージのせんせいは
無理なく優しく
身体をほぐしてくださるからと

PT氏に生活動作を
MUSICAが筋トレを
そして
マッサージで拘縮をほぐす
なかなかのセットじゃないかと

Dr.の指示書をとってスタートしたのだけれど

なんか変だね
普通じゃないね
関節に遊びがある
固まってるわけじゃない
動かないんじゃなくて
動かす信号が混乱してるね

「いっとき原始反射がすごく出てて、、、(あんなでこんなで)」

あら?詳しいですね

「アルツハイマー病だとリハビリが適応外なんで、、、(あれこれあれこれ)」

うわっそれって
脳梗塞とかだと病院でやることなんよ
これまでずっと家で一人でやってきたの!!
よく頑張ったね

動くようになるよ
まずはお魚になってもらってそこからだね

タッピング
ウナの打ち通し
全身ゆらゆら

よどみないテンポでダイナミックな施術がつづく
切れ目なくエネルギーがまわっていく

ころがり
起き上がり
立ち上がり
またころがり

1か月たった

目がはっきりとあいて
呼びかけに応答するようになった

もう一回やってもいいですか
「・・・はい」

身体への刺激で脳神経をつなぐ
弟子入りしてマジに学びたいかも

それはさておき

今MUSICAがやるべきこと
全てをより合わせるために
メチレーションのお手入れも気を抜かず
生活全般のバランスを整えて
今後の展開を見守る

だありんとおけいこ アンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズ

2022年06月06日 | 若年性アルツハイマー病


介護ルーム1Fに移動してきて
手狭になり何かと不便なんじゃないかと
ビビりながらスタートして10日

色々不便もあることはあるけれど
ピアノルームが隣って言うのは
MUSICAとして最高なことで
よっこらしょと連れていけば
だありんの様子が見える状態でお稽古できちゃう
お稽古もだけど
だありんが好きそうな曲を弾いて
どんな反応するかって言うのも楽しい

「アンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズ」は
若き日のだありんのオハコで
何年も募集がなかった教員採用試験で
採用枠”1名”を勝ち取った
その時の実技演奏で弾いた曲

MUSICAにとっては
だありんのオハコ曲は禁忌で
ちょっとでも弾こうものなら
「ヘタクソ!」
「信じられへんわ!」
「ピアノがかわいそう」
とめちゃめちゃな言葉が飛んできて
「どけっ!オレが弾くっ」
と練習時間お取り上げの刑
ま、二人とも若かったから

そんなこんなで
結構な名曲たちを弾かないまま
ええトシになってしまった

せっかくだから目の前で練習する

きっと言いたいだろう
「ヘタクソ!」
そして弾きたいだろう
「オレはこう弾くっ!」

1日目には怒声が飛び
2日目にはもごもご指が動き始めた

意地っ張りだありんが発動しているのを感じるのは
なかなか楽しいのである
ちゃんと弾けるようになってみせるから
まあ、付き合ってちょうだい

だありんとおけいこ アンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズ



いつもどおりの63歳のお誕生日

2022年06月01日 | 若年性アルツハイマー病


いつものように
朝から順番にサプリメントを投入していくことで
一日は過ぎていくのだよね

ごはん食べて
リハビリして
何も特別なこともなく

ピアノのお部屋で
モーツァルト弾いて遊んで

寝る前のケア一式
今日もよくできました

いつもどおりが一番幸せ

回復のための対策を
続けさせてくれてありがとうね

一緒にモーツァルト
めちゃめちゃ楽しいよ

また明日

だありんとモーツァルト

いっしょに楽しむならなんてったって生ピアノ

2022年05月31日 | 若年性アルツハイマー病


1Fに引っ越ししてきた介護部屋は
ピアノルームのおとなり
入り口の段差さえ超えられれば
ピアノはすぐそこで待ってる

これまでも
一日中音楽三昧ではあったけれど
それはスピーカーから流れる音

生ピアノで目の前で
だありんがよく弾いていた
お気に入りの曲を奏でていく

うつろだった目がぱっちり開いて
だらりとしていた身体がしゃっきりして
どんどん音楽にのめり込んできた

コトバを失っても音楽なら会話ができる
だありんの中で自発的な何かが動く



お互いにバリバリ勉強してた頃
だありんのお得意曲は弾かないようにしてた
だありんとMUSICAはタイプが違うしね
得意じゃないってこともあったけど
競争意識から妙なことにならないためにもね

今なら一緒に楽しめるから
どんどん弾いてく

とってもヘタクソなんだけど
楽譜さえ読まずにスルーしてたりもするから
イチからおけいこだったりするんだけど

曲はやまほどある
ずっとずっといっしょに遊べる