時々ふと思うことがある

ハルとはなればなれになることなんて考えもしなかったのに、
何か間違っていたのだろうか?と...

ハルのお母さんが亡くなって、私は 実家に寝泊まりして、ハルを育ててきた。検診や病院、保育園の説明会 送り迎えも私がしていた。ハルが6ヶ月になる頃、パパとママの家で育てることになった。
初めてのことばかりで大変だったけど、後悔はしていない。

ハルが1才半の時、養子として迎えることになり、その日から「パパ ママ」と呼び、本当の親子になった。
後悔はしていない。

後悔するといえば、その時に「養子にする」旨をきちんと書面にして証拠として残しておけばよかった!!!
でも、人として、親として、
まさか 後から裁判を起こされるなど夢にも思わなかった。
やはり、人を信じたことに 後悔はしていない。

裁判で和解して、ハルを返すことになってしまった...
徹底的に戦えばよかったのか?
でも やはり和解したことに後悔はしていない。
争うことで一番傷付くのはハルだから...
ハルはみんなから愛されて育って欲しい!
ずっと近くで見守っていける。
いや、懸命に育てる姿を見てもらえば、きっとわかってくれる 。
そう思っていた。
やはり後悔はしていない。

ハルを引渡す日、ハルを連れてどこかに逃げてしまえばよかった?
それも違う...
ママは最後まで、きっとわかってくれる!と信じていたよ

だから言ったんだ。
ハルのために ハルの幸せのために、大人同士が仲良く!ハルが行ったり来たりできる環境を作ってあげることが一番!
ママはそう話した!
親なら わかり合えると信じていた。

でも その思いは見事に裏切られた。
仲良くすることを拒否され、次の日、ハルを遠くに連れ去ってしまった。

こんなに悲しいことはなかった

でも 後悔はしていない

最後まで、人を信じ、ハルの幸せを一番に考えたこと、自分をほめてあげたいと思っているよ

ハル、たとえ人に裏切られるようなことがあっても、決して裏切ってはいけないよ。
ハルは本当にツラい思いをしたよね。
だから、誰よりも人の心の痛みをわかってあげられる 心のやさしい人になれるはず...

ある教育者が言ってた
「子どもと同性の親は、こういうふうに生きなさいという自分の姿をみせるんだよ」ってニコニコ
ママは 胸を張って そう言えるよおねがい


でも後悔していることがあるよ
もっと ハルに絵本を読んであげたかった
もっと 仕事をセーブして、ハルと遊んであげればよかった
もっと ハルと一緒に過ごす時間をつくればよかった
ハルに、もっと大好きだよって伝えればよかった

少し前に 夢の中でハルに会えたよ
だまって下を向いていたハルに
ママが「絵本読もうか?」って話しかけたら、
ハルは目を輝かせて「いいの~?!」って言ったんだおねがい

ハルに読んであげたい絵本がたくさんあって、読んであげたい!って思っているからかな

ママは今、大勢の子どもたちや親御さんたちに絵本を読んでいるよニコニコ
自分の子どもは一緒にいないけど、
より多くの子どもたちに、より多くの人の子育てにかかわらせてもらう使命をいただいたと思っているよ

ハルとも つながっているような気がする