おはようございます。
【昨日発表された主な経済指標】
・英消費者物価指数[前月比]0.0%(予想0.0% 前回0.0%)
・MBA住宅ローン申請指数-2.0%(前回-3.0%)
・米小売売上高[前月比]0.5%(予想0.1% 前回0.2%)
・米NY連銀製造業景気指数25.6(予想20.0 前回22.6)
・米鉱工業生産0.1%(予想0.3% 前回1.0%)
・米設備稼働率78.1%(予想78.2% 前回78.1%)
・EIA原油在庫 原油680.5万バレル増 クッシング164.3万バレル増
【発言、ニュースなど】
米国製品関税引き上げ
トルコ政府は官報で米国製品の関税引き上げを発表した
スワップ取引の上限を半減
トルコ当局は、外貨とリラのスワップ取引および類似の取引は銀行の法的株主資本の25%を終えてはならないとした(これまでは50%が上限)
カタール首長
カタールのシャイフ・タミーム・ビン・ハマド・アール=サーニー首長がトルコに対して150億ドルの直接投資や預金などの支援を約束
トルコリラのレバレッジ
トルコ当局はトルコリラの取引のレバレッジを9月3日まで1倍に規制すると発表
【為替】
NY終盤にカタールによるトルコへの投資報道を受けユーロやトルコリラは買い戻される場面がありましたが、引き続きドル優位の動きが続いています。
昨日触れたNY銅価格が年初来安値を更新し、昨年6月20日以来の安値となりました。
主な対円相場
|
08.15 10:00 |
安値 |
08.16 06:00 |
ドル円 |
111.36 |
110.43 |
110.73 |
ユーロ円 |
126.25 |
124.90 |
125.60 |
トルコリア円 |
17.38 |
16.79 |
18.50 |
南アランド円 |
7.774 |
7.510 |
7.579 |
(日本時間)
手を抜いているわけではありませんが、上海オープンとNYクローズをしっかりチェックしていただくため、しばらくは上記の表示を続けます。
【債券】
米債2年物利回り2.608(-0.029)、10年物利回り2.862(-0.036)
利回り格差25(前日26)
期待インフレ率2.087(-0.011)
ISD1.833(-0.003)
新興国経済に対する懸念から、債券は買われました。
【株式】
ダウ25,162.41ドル(-137.51)
ナスダック7,774.12(-96.78)
リスク回避の流れからダウは一時24,996ドルまで売られました。
【貴金属】
NY金12月物は前営業日比15.70ドル安の1,185.00ドルにて終了。
今朝は東京金が68円安4,169円、東京白金は83円安2,730円にて終了しています。
SPDR776.65トン(前営業日比変わらず)
GSR81.98(前営業日比+2.22)
トルコリラは買い戻しが続き、東京市場は三日連続委託売りにもかかわらず、大幅下落です。
【原油】
NY原油9月物は前営業日比2.03ドル安の65.01ドルにて終了。
景気の先行き懸念や予想外に増えた在庫発表を受け、大幅続落となりました。
【本日予定のイベント、経済指標】
08:50 日本貿易収支
10:30 豪雇用統計
17:30 英小売売上高指数
18:00 ユーロ圏貿易収支
21:30 米新規失業保険申請件数、フィラデルフィア連銀景況指数、住宅着工件数など
リスク回避の動きが続くなか、ついにGSRが再び80越えとなりました。
為替コーナーでも書いたように、銅価格も年初来安値を大幅に更新しています。
トルコ騒ぎもよいですが、何に注目すべきかしっかり選別しないといけませんね。
東京金は「トランプ当選!」直後の安値4,170円を抜き、2016年10月13日以来の安値となりました。
東京白金は、リーマンショック真っ只中の2009年1月13日以来です。
本日もよろしくお願いいたします。
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日本フィナンシャルセキュリティーズ㈱
谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、農産物、オプション)、証券一種外務員