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先日お呼ばれして行った友達夫婦の家に

サプライズでもう一人のお友達、Tちゃん

が来ていた。

彼女とは数年前に何回か会ったこと

がある程度だったのだが、私は大好きラブラブ

でサプライズの再会はとっても嬉しかった。

 

 

彼女はカラブリア出身。

 

 

南イタリアの中でも”最も遅れている”真顔

と陰口を(いや本人たちも自覚しているが)

言われている州である。

 

 

Tちゃんはフィレンツェ生活の方が長い

くらいなのだが、故郷のことはやはり

愛しているし、大好きだという。

 

 

 

でも、ね・・

 

 

「ほんっとに、遅れてるのよ・・・」

ショボーン

 

と言って話してくれたことがもう、漫才

のネタ笑い泣きとしか言いようがない

話だった。

 

 

 

・・・・・・・・猫しっぽ猫からだ猫あたま・・・・

 

 

 

実はTちゃんは本名をMariaという。

 

 

しかしMariaという名前は誰も知らない。

私たちも知らなかったし、招待して

くれた夫婦も、Tちゃんとは旧知の仲

だが知らなかったという。

 

 

ただ、Tちゃんの名前があまりにも

”あだ名チック”なので、みんな、

「きっとカラブリア出身で変な名前を

つけられ、それが嫌で変えているの

だろう」真顔と、勝手に想像していたの

である。

 

 

ちなみに、南イタリアはすごく宗教色

がつよく、女性の名前に古めかしい

キリスト関係用語の名前をつけ

たりする。それとMariaという、もう

王道のキリスト教関連の名前を

くっつけて、マリア・アッスンタ

みたいな名前も多いが、若い子はそれ

を嫌がり、(長いしガーン)あだ名を

つけてそれを通称にしたりする。

 

 

ところが、Tちゃん曰く、彼女の

のあだ名チックな名前は実は

お母さんがつけた本名ポーン

なのだとか。

 

 

そして家族の中でもMariaと呼ぶ

人は誰もおらず、もちろん会社

でも友達でも、みんなTちゃんと

呼んでいる。

 

 

でも彼女の

戸籍上の本名は、Maria....

それはなぜか。

 

それは、彼女のお父さんのお母さん、

つまりおばあさんの名前だったから

である。

(祖父母の名前を孫につけるのも

南イタリアではよくあること)

 

そしてこの名前はなんとお父さんが

勝手に、出生届を一人で出しに行って

つけてしまった名前アセアセなのだが、

お母さんはお姑さんと仲が悪く

「絶対にそんな名前は嫌よ」ムキー

ということでずっとTちゃんの名前

で呼んでいたのだそうだ。

 

 

そして結局はお父さんもそれに折れて

TちゃんはMariaと呼ばれることは

なかった・・・

 

。。。

明日に続く。