デスクトップPCを使用する上で欠かせないのが、ほこり対策・掃除などのメンテナンス作業です。

自身は長らくノートPCユーザーだったため、デスクトップPCのほこりの溜まりやすさとほこりが原因での故障を経験しており、ほこり対策・掃除の重要性を実感しています。

年末年始の恒例行事として行っているほこり対策・掃除方法を紹介します。

ほこりが原因での故障経験

おそらく「ほこり由来の故障」なのですが、以前、電源+マザーボード+HDDを巻き込む故障が起こり、パーツ交換を余儀なくされたことがあります。

自作デスクトップPCを使い始めて何度か不具合を経験していますが、部品交換が必要な場合には新しく調達が必要になったり、修理業者に依頼したりと何かと費用がかかってしまいます。 できる

その際、内部にもほこりが溜まっていることが目立ち、必死に清掃するとともに、PC入手後初めてマザーボードやCPUも含めてほとんどのパーツを取り外すことになりました。

マザーボード・電源交換が必要だったため、多くの配線ケーブルを抜くこととなり、分解の前の状態で写真撮影を行っておくなどしてなんとか交換ができました。

電源交換作業自体は慣れれば簡単なのですが、下手に行ってほかのパーツを壊さないように配慮が必要なので、作業を行った経験がないと意外と苦労します。

故障がないことが一番なのですが、PC電源の取り外しが必要になった場合は以下の記事も参考に。

先日デスクトップPCの電源を交換する機会がありました。 PC自体を組み立てたことはなくても、注意点を抑えていれば交換は意外と簡単に行うことができます。 PC電源の交換・修理にお

簡単ほこり対策・掃除方法

PCの設置場所にもよりますが、足元に置かれる場合も多いため、ノートPCと比較してほこりがたまりやすい傾向にあります。

ほこりの溜まりやすい部屋のほこりの溜まりやすい場所に置くと、1年ほどでも無視できないほどのほこりがたまります。

ほこり対策・掃除のための準備物

普段、PCのほこり対策・掃除に使うグッズは以下の通りです。

・ドライバー
・ウェットティッシュ
・エアダスター
・レンジフードフィルター
・セロハンテープ
・ハサミ

簡単に説明すると、PCケース・内部部品の取り外しを行い、ふき取りまたはエアーで吹き飛ばしてほこり掃除を行い、レンジフード用のフィルターをカットしてセロハンテープで貼るという方法です。

フィルターは市販品のパソコン用のものや、シールタイプのものを購入すると便利ですが、自宅にあるものでも十分活用可能です。

ほこり対策・掃除状況について

【手順1】

「ケースを分解し、ほこりのひどい部分をウェットティッシュ、エアダスターを使用して掃除。」

水洗いできるパーツは、水洗いにてほこりを掃除。

【手順2】

「内部の配線・パーツをできる限り取り外し、ウェットティッシュ、エアダスターを使用して掃除。」

今回は内部のファン類にも汚れがついていたので、しっかり清掃しました。(写真は掃除前のもの)

マザーボードはエアブローを中心に、ビデオカードなどファンの小さいパーツは、必要に応じて綿棒などの細いものにティッシュを巻き付けてふき取りすると効率よく汚れが取れます。

【手順3】

「ほこり対策のために貼っていたフィルターを交換。」

吸気の部分だけでなく、排気の部分にも案外ほこりがたまっていたので両方貼っておくのがベストのようです。

一番ひどかった電源ユニット部分のフィルターの交換前後の状態は以下の通りです。

交換完了後の外観はこんな感じです。ビデオカード部分は無理やり穴をあけてケーブルを挿す方針にしています。

【手順4】

「PCを元通り組み立て、動作等を確認して作業完了」

配線のつなぎ忘れがある場合など、メンテナンス後に起動できないとならないよう注意しながら、分解したパーツを元通りにセットしてください。

自身はモニターの映像出力コードが抜けてしまったり、マルチモニター設定の方法を忘れてしまったりで、遠回りしたことが何度かあります。。。

ほこり対策・掃除にかかる時間と実施効果

今回自身が要した時間は4時間ほど、パーツが少ないPCだと2時間前後もあれば十分実施できてしまいます。

自身もめんどくさがりなので、パソコンの掃除はあまり行わない方針だったのですが、たびたび故障を経験したことで、意識を改めることになりました。

ほこりが直接原因かは特定はできませんが、PCが故障した際の不利益は以下の3点です。

①故障箇所の特定に時間・費用を要すること

②修理費・修理依頼費用がかかる

③販売後3~4年以上経過した一部パーツは入手が困難

故障すると、予備パーツでも保有していない限り、故障箇所の特定が困難な場合があるため、解決までに費用・時間がかある場合があります。

加えて専門業者へ依頼する場合、修理までの段階で費用が掛かる場合があるので、できるだけほこり由来で故障するのは避けたいところです。

またPCパーツにもよるのですが、自身の場合はマザーボードがあまり中古で流通しないものだったようで、たまたま使えるものが見つかるまで1か月かかることになりました。

1か月間故障で使えなくなった経験があるからこそ、日々のメンテナンスを気にするようになったのですが、実施するかはPCの値段や用途・使用頻度にもよると思いますので、故障せずに長く使いたい場合には、1年に1回でも掃除を行うことをお勧めします。

まとめ

デスクトップPCの掃除には多少時間はかかりますが、故障した際の損失や修理にかかる時間・費用を考えると、時間をかけてもメリットがあることも多くなります。

長く使いたい場合や、使用頻度が高い場合、今回のように自宅にあるものを活用する形でもよいので、PCの掃除、ほこり対策を実践してみてください。