以前、す・・・すごいゲーム筐体ゲットと
言う記事を書き、不具合を直すまでのお話を
書きました。
すごいって言ってもね、ガンダムに
興味ないと、ちょっとトキメがないかも。
今回は、タイトルでネタバレしてるけど
博物館級のクレーンゲームを入庫しました。
じゃーーーん!!
まず名称が分かりません。
あまり屋外で使われなかったのか
程度が良いです。
景品は背面から入れます。
(背面)
(景品投入扉)
クレーンゲームは1930年頃には
既にあったようです。
情報が乏しくて、今回のはいつ頃か
分かりませんがクレーンゲームの
資料が残っている1965年〜は
三本爪のクレーンゲームが
主流になります。
このクレーンゲーム機は電子基板が
全く使われてない事やネジが
マイナスネジしか使われてない点から
1950年頃〜1960年初頭かなあ??
(プラスネジは1960年代から
メジャーになる)
コンパクトなチャンスラーと並び
(持ってません・・・
朝日産業製1973年)
現存する台数も数十台じゃないかな?
九州では、唯一かも。
駄菓子屋博物館にも陳列されるくらいです。
クレーンの部分や取り出し口に
チャンスラーと共通部品が
見受けられるので製造元は
同じなのかも。
カギが、これまた見た事もない
昭和な感じが・・・
10円入れると60秒間クレーンが
上下するので欲しい商品まで
クレーンをハンドルで持って行って
商品を掴み取り、再びハンドルで
クレーンを穴まで戻すゲームです。
残念ながら10円入れても
ゲームができませんでした。
ハンドルは正常ですがハンドルを
回してクレーンを動かすと途中で
接触が悪いのか電気が通電されなくなる
箇所があります。
上部を開けてビッグリだったのが
ハンダ付けされた箇所が剥き出しでした。
回りは金属なので剥き出しの所が
接触して感電やショートしたら危険すぎる・・・
一応、絶縁テープで保護しました。
サビが出ていた所には
潤滑油を挿しました。
このゲーム機、クレーンが景品を離す
位置が高いので衝撃に弱い景品は
向かないかも・・・
またせっかく筒は広いのですが
取り出し口が狭く65ミリカプセルを
落としてみたら詰まって取れませんでした。
48ミリカプセルでもダメでした。
お金を入れてもゲームは始まらない
原因は、コイン投入口にあります。
マイクロスイッチがヘタってます。
またお金を入れると60秒の間
ゲームを保持するタイマーの
役割をしてたと見られる
ギアドモーターの線が切られています。
これでは動かないはずです。
マイクロスイッチを無理やり
ショートさせれば通電されクレーンを
動かせますが60秒どころか
半永久に動いてしまいます。
クレーンのモーターは正常でした。
コイン投入口の同じパーツは
さすがに手に入らないでしょうが
幸い、電子基板も無く構造は
機械仕掛けのためシンプルです。
この機械を修理して行くのですが
完全復元は不可能でしょう。
タイマーは電子回路で賄う必要が
出てくると思います。
またこれを実際にお店に置いて
運用するのであれば、難易度が
無いに等しいので当時と同じ
1回10円では厳しいので100円にする
必要があるでしょう。
コインタイマー繋げれば、それだけで
使えるとは思うんですけどね。
また動きあり次第、記事にします。
ちなみにこういう記事をあげると
事務所へ見に行こうとされる方が
いるようですが、事務所では
大きな機械は保管してないので
見れません。あしからず。